2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧
大杉栄、大杉魔子、伊藤野枝。伊藤野枝は亡くなる28歳までに7人の子供を出産したため、常に乳臭かった、という話をどこだったか、で読んだ。
今日はなんだか疲れている。そんな晩にはマット・デニスでも軽く聴きながら眠りに落ちたいなあ。
ボクのなかの、ささやかな「黄金の回遊コース」
昨日、シネモンド・bar quinasseの次にハシゴした竪町のオヨヨ書林で買った単行本。最近、小林信彦が気になるのだ。この古書店には澁澤龍彦のほか、小林信彦や中野美代子の本が沢山あって、ボクのツボを押すのだ。
雪が静かに降る晩の徒然なるがままに、独り聴いたオトを並べてみた。ただそれだけなのだけど、ソロからデュオそしてエスニック的な音色の移り変わりは、図らずも賑やかな後味を残していった。楽しい気持ちで夜半過ぎに寝床にはいるまでの儚い愉しみ。
あんまり注意深くないので,昨年はやくに亡くなった浅川マキのアルバムが再発売されたことを知らなかった。
高々4km、40分の小走り。寺町台地を駆け下りる目線の先に漂う雲の移ろいや、雪を載せる風の流れや、時たま薄い雲の合間から漏れる光や、そんなものに驚いたりよろこんだ最初の冬から、もう一年経ったという時間の流れに改めて驚いてしまった。
そんなときは突然やってくる、場所や時間を問わず。何かに突き刺されたように、頭に注ぎ込まれる音。何回も何回も聴いても飽き足らない。聴きたい、もっと聴きたい。殺伐としたアリゾナのホテルの部屋でスピーカを鳴らしていたら、突然惹き込まれてしまった。
ADUNA(1989年)はセネガルの奏者との合作で、セネガル語と日本語がごく自然に飛び交う不思議な音空間をつくっている。
この3〜4ヶ月程でweb購入したジャズ・アルバム(というより非クラシック・アルバム)を調べてみた。あんまり買っていないと思っていたけど、そうでも なかった。新譜買いは絶えて久しいけど。こう眺めるとFred Hersch、Stefano Bollani、Enrico Ravaに強く…
かなわんと云っていてもねえ、なので、ちょっとだけ写真を
アリゾナに向けて出かける金曜日の昼過ぎ、ボクは御茶ノ水ディスクユニオン・ジャズ館に出かけた。30年来通った店を畳んで、道路を挟んだ反対側に大きなフロアの店が出来上がっていた。新譜の在庫が減り続けていたディスクユニオンなのだけど、久々に復旧し…
ロスアンジェルスから南東に1時間のフライト、砂漠の上を飛んだ。地の果てのような場所、アリゾナ州のフェニックスにやってきた。
昨日は夕刻に東京・芝で仕事があって、その前の空き時間で御茶ノ水に出かけ,僅か40分の猟盤。短時間なので駅前のクラシック館しか行けなかった。新装開店のジャズ館も行きたかったのだけど。
かのバーの扉を開いたら、迎えてくれたのはカウンターの上の啓翁櫻。早生の櫻。昨年はBar quinasseで2月に出会ったのだけど、今年は新年早々の初櫻。美しい華のヨコにちょこっと座って呑む一杯一杯復一杯は亦楽乎。すっかり楽しくなってしまった。
ProkofievのVisions Fugitives(束の間の幻影)をはじめて聴いたのはRichterのライヴ。そもそもがShostakovichの前奏曲とフーガ目当てだったのだ けど。輸入盤だったので、大概の曲名の意味は仏語が多く、分からないのだけど、いつの日だったか、Visions Fug…
JAZZ会プロデューサKチャンの今回の指令は「1年のジャズ入門を総括したい。中山本を読んだので、その内容を取り上げて欲しい」。中山本とは、 中山康樹:挫折し続ける初心者のための最後のジャズ入門(幻冬舎新書,2007年) 30年間漫然と聴いていたキライは…
白子,タコ、牡蠣、スズキ(だったかな)、子羊と美味しいラインナップを堪能。
散歩の徒然に想いだした本が中沢新一のアースダイバー。中沢新一の著作の胡散臭さはなかなかのもので、文芸作品と思って読むと、ボクにはとても面白 い。誰だったか、好意を込めて「嘘つき新ちゃん」と書いていたけど、ボクもそんな感じで読んでいる。ならば…
強烈なインターネットラジオAccuRadioと行き当たった。説明がまどろっこしいのだけど、特長は沢山のチャネルがあって、例えば70 年代ジャズとか、ECMレコードとか、そんな細分化された分類で好みの音楽を選ぶことができる。勿論、ジャズだけでなく、ロック、…
未だ正規盤は発売されていない。この海賊盤CDは最近多いSound Board音源流出モノではなくて,会場録音。だから会場のざわめきが入るが、臨場感を高める程度。かなり音質は良く、ある意味で正規録音より楽しめるような気がする。
案外沢山のホロヴィッツのアルバム、CDやLPを入手したのだけど、隠遁期の後、晩年のアルバムを好んで聴くことが多い。研ぎ澄ました、刃のような演奏ではなくなっているのだけど、その代わりに丁度良く磨かれた音の流れが気持よく神経にあたっていくことが…
「近藤等則IMA」の最初のアルバムが「Metal position」。LPジャケットの帯の惹句が中沢新一、チベットのモーツァルトがヒットしたばかり、なのだから何とはまあの、時代の潤色。音のキレが とてもよくて、格好がよい。何回も何回もターンテーブルを回した一…
先日,ふと浅川マキのヴィデオ「幻の男たち」をみた。1984年の京大西部講堂でのライヴ。そのときの気分は、もう少し前のマキさん、萩原信義さんのギターも聴きたかったので紀伊国屋での大晦日ライヴ(1971年)に変えちゃったのだけど。 この「幻の男たち」で…
2004年頃にボストン美術館:Museum of Fine Arts (MFA) Bostonで開催された日本の絵葉書展「Art Nouveau in Japanese Postcards 」で展示されたローダー・コレクション。失われた、いにしえの日本の香が沸き立つ図案で、海外の知己にSeason's Greetingsに使…
Sweet Rainについて云えば、当時、新進気鋭の若手ピアニスト、20代前半のChick Coreaの煌く演奏を聴くアルバム、と云えなくもない。あのドライヴ感がとても好きだから聴くのだ。と云いながら、Getzも案外に熱くソロを繰り広げ ていて、熱い1970年代に向けて…