K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

Eric Dolphy: In Europe vol.1 (1961) どこに向かって飛んでいくのか

例外的にドルフィーのアルトはとても好きなのだけど、よく考えるとアルトの限界を心得ていて、折々にフルートとかバス・クラリネットを吹いて、あの底抜けな金管の音をカヴァーしていたのではないか。ドルフィーはアルト吹きとなっているので、このブログで…

五十嵐一生: Tokyo Moon (1996) 秋深まる月なきルナパアクで

この間,金沢某店に客として登場したトランペット奏者「五十嵐一生」氏の旧作Tokyo moon。ボクが大好きなFender Rhodesのオトがこんなに綺麗に録れているアルバムがあるなんて、とトランペットそっちのけでエレピを誉めてしまった

Brad mehldau, Kevin Hays, Patrick Zimmerli :Modern Music (2011):20世紀に背を向ける孤独感

このアルバムはとても美しい。ジャズともクラシックとも言い難い、Contemporary musicとしか表現できない音楽が投げ出されている。

小曽根真 and No Name Horses@金沢 ピアノの素晴らしさとホーンアレンジのミスマッチが気になったけど

結論からいうと、やはりホーン・ブラスの編曲が臭くて堪らなかった。いいアレンジャー入れた方がいいんじゃないかな。昔聴いた上田力の編曲のほうが随分良かったと思った。しかもPAのバランスが悪く、ホーン・ブラスが吹き出すとピアノが聞こえない。なんか…

Nando Lauria : Novo Brasil (1996) 雨の週末に出かけるから

そんな週末なので、少し暖かい音が欲しくなって聴いているのはブラジルのNando Lauria。確か関内のディスク・ユニオンのポップを見て買ったアルバム。ブラジルの音にフュージョンのテイストが入っていて、なかなかよろしい。ト ニーニョやミルトンほど強い個…

Fred Hersch, Norma Winstone: Songs & Lullabies (2003)

Fred Hersch & Norma Winstone: Songs & Lullabies (2003, Sunnyside) 1. Longing 2. Stars 3. A Wish 4. Lost In Another Time 5. Songs And Lullabies 6. Spirits 7. The Eight Deadly Sin 8. Bird In The Rain 9. To Music 10. Song Of Life 11. Invitati…

Pat Metheny: What's It All About

時間の流れを振り返ったときのノスタルジイ、のような彼の音には胸を衝くものがある。

Jim Hall Red Mitchell

このアルバムは1978年のSweet Basil(NYのVillage Vanguardの近所だった)でのライヴ。2人のデュオ。一時、ジョン・シュナイダーのレーベルArtist Houseが気になって集めたもの。

Bjork:Gling-Glo

仕事場に低い音で流すと、なんとも不思議空間になって、少し楽しい気分になったりするのだ。こんなフェイクなジャズも実は好きだ。

Olli Mustonen: Prokofiev/Visions Fugitives(束の間の幻影)

実にいろいろなことがあった。

北からのお客様とエンターティメントJAZZ会@花のアトリエこすもす

写真は北からのお客様の一人・工藤和彦さんのうつわ(金沢:花のアトリエこすもす 10/14-26)

Jim Hall: Dedication and inspiration

このDedication and inspirationはジム・ホールが多重録音でこさえたアルバム。

Peter Serkin:武満徹ピアノ作品集

武満徹のオトはノヴェンバー・ステップを聴いて興味をなくしていたのだけど、最近紹介いただいたピアノ曲が案外良くかった。

Miles Davis & Easy Mo Bee: Doo Bop (1992)

いろいろなスタイルを変遷したマイルスだけど、ボクが案外好きなアルバムは死後発売されたEasy Mo Beeプロデュースの Doo Bop。

清水靖晃: 北京の秋

古い映画を観るような甘い音楽がわざとらしく並べられている。フェイクなムード音楽。

ヴラディーミル&ヴォフカ・アシュケナージ ピアノ・デュオ リサイタル:普段聴かないけど聴いてきた

先日聴いたアシュケナージ親子のピアノ・デュオは良かった。とても良かった。アシュケナージは普段聴かないけど、生で聴いてきた。普段聴かない、といのは嫌いということではなく。聴いても、どうも印象が薄いので意識から外れるような感じ。今日も聴いてみ…