K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

金澤に住みはじめて三巡めの秋がやってきて

夏の盛りの時期、ボクは印度支那半島やイスタンブールを巡っていた。それは,それで楽しかったのだけど、仕事もあって、イスタンブールでの体調は決して良くなかった。過労に近い状態で金澤に帰ってきた。だから体の奥底にある何かが損なわれた感覚があった…

アジアの写真帳:マルマラ海とボスポラス海峡の狭間でみたイズニック・タイル(トプカプ宮殿)

テラスを抜けると、王族の儀式や礼拝に使われる部屋が続く。幼少の王族男子に対する割礼の部屋は青いタイルに覆われていた。

アジアの写真帳:スルタン廟所のイズニック・タイル

モスクに多用されているイスニック・タイルの意匠を類型的にまとめて解説する綺麗な本。モスレム圏では偶像崇拝を避ける為に人物や動物の絵画をあまり見か けないかわりに(ペルシャの細密画はともかく)、高度に抽象化された幾何学的文様や、植物のモチーフ…

アジアの写真帳:ハノイのオートバイ

ハノイに着いて暫くは理解できなかった。バイクが路面の主役であることを。バイクの隙間を縫って、タクシーは走っていく。逆走も普段のこと。ハノイ滞在中に交通事故をみなかったのは、とても不思議な感じがした。

Fazal Say: Black Earth

イキがって、ハノイ・バンコク・金沢・イスタンブールと云ってみても、疲れを感じてしまっている。夕食にケバブを食べた後、繁華街を歩いてみたのだけど(CD屋でコーランを買った)、早い時間から全てのことに満腹感を感じてしまった。 そんなことで、海峡の…

夏の終わりのようなトラキア:欧州に沈む日、アジアから浮かぶ月

欧州の東端トラキアの東の果てがイスタンブール。

Pascal Roge: Satie曲集 眼下の光景から少し離れて(イスタンブールにて)

そんな時間をぼんやり過ごしながら聴いているのはロジェのサティ集。

ボスポラス海峡を眺めながら、ゆっくり過ごした朝

時差にはいつも苦しめられるのだけど、おかげで嬉しい早起きができている。部屋は東向きで、アジア側から昇る朝日が見えるから。真っ暗な4時頃に目覚め、静かなボスポラス海峡を見ながら日の出までの時間を過ごすのはとても楽しい。時間がとてもゆっくりと…

ハノイ・バンコク・金沢・イスタンブール:彷徨うような日々

長いフライト、ほぼ半日、を終えてアタチュルク国際空港に着いた。もうすぐ陽が沈む頃。

朝早くから仕事に出かけているバンコクの日々

ボクが滞在しているのはバンコクの中心地のひとつ、スクムヴィット。

酷暑のハノイから雨のバンコクへ

蒸せ返るようなハノイで熱気にあたったような気がする。少々、疲れた感じがするので、移動日は朝から呑んでいた。あまり論理になっていないのだけど、ダメ な日ということ。田舎のようなハノイの国際空港は楽しそうなヴェトナム人やタイ人で溢れていて、その…

熱気が立ちこめる夏のハノイ徒然

ハノイ市内では笠を被った女性を沢山見かける。陽炎が立つ路面の​向こうから、傘を被った物売りがゆっくりとやってくる。天秤棒の​先にはバナナとか ドラゴンフルーツが山盛り。すれちがいに、何か​を云いながら微笑む。そんなことを繰り返しながら、ハノイ…

なんとなくやってきたハノイ

なんとなく仕事でハノイに出かけることになった。

チャールズ・ブコウスキー:ブコウスキーの酔いどれ紀行(1995,河出書房新社)恥を知りすぎると

恥を知りすぎると酒を呑まずにいられない。

Fred Hersch: Songs without Words disc.1(2001) 再び淡い夏雲が沸く空のしたで

バスのなかで聴いていた音楽で一番惹きつけられたのは、フレッド・ハーシュのSongs without Words。無言歌、と云えばいいいのか。この1年、改めて知り直して(知っていたのだけど、気にもしていなかった)、随分とアルバムを手に入れた。その なかでも、ピ…

引きこもり気分が長かったから:ロベール・デュマ、コフク、杉の井、ヴィンス、キナセ

古い友人が金沢に来て、食事をする機会があった。独り外食ができないボクなのだけど、なんとなく引き蘢り気分でも行ってみたい処もあったので、張り切った 一日になった。まあ昼の1時から夜の11時。10時間の長時間飲酒。オーダは泉ヶ丘のフレンチ/ロベ…

再び雨の大門山(1571m)へ、ブナの森であそぶ戻り梅雨の頃

無理矢理にでも山に行きたかった気持ちで考えたのは、雨降りの日にブナの森を歩く事。石川県の山々にはブナの木が広がっている。雨の日の賑やかさ は、とても楽しい。なにか眼に見えないものとの交感。五感のすべてが鋭くなって、森の中の何かと語らうような…