2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧
30年以上前にはじめて聴いたジャズはピアノが中心。ギターを聴きはじめたのは1年くらい後。大学の同級生だけど、教室では見かけないM君からジム・ホールのベルリンを借りてから。彼は授業には出ないのだけど、我が大学が誇る軽音楽部のギタリスト。ギター…
音が、時間と、そのときの空間の肌触りと、そして裏側から皮膚に貼りついたような内面の焦げ具合の栞となることがある。 あれは20年近く前。仕事に熱中している時分。涌き上がる力に自惚れていた頃のこと。 明け方に何かを書いていた。多分、論文か何か。集…
先週の土曜日にオヨヨ書林で求めた古書。澁澤龍彦の名前って、子供の頃の裁判沙汰もあって、なんとなくエロのイメエジがある。高丘親王航海記は随分前に読んだのだけど、その他はつい最近。トシをとってきて実感してきたことは、死と生の間には相応の距離感…
レコード棚を整理したいので、集めてある未整理レコードをちゃんとしたかった。そんな訳でスミマセン、これは備忘録。最近の趣味が分かって頂けるかと存じますが..
要は備忘を書いているだけ。混ぜちゃうと、聴かなきゃいけないレコードが分からなくなるから。CDはiTunesで追加日を管理できるけど。LPはできないからね。
驚いた。新譜じゃないのだけど、今年手にしたCDのなかで抜きん出た1枚ではなかろうか。圧倒的な音の存在感、美しいという言葉では語り尽くせない美しさ。内的な官能性がとても高く、気持ちの奥底から揺さぶられ、音が終わった後、自らの周囲がまったくの空…
最近は古いLPレコードに熱を上げているのだけど、新しい録音も最低限の目配りをしている(積り)。 先日、マルティーノの新譜を見つけてあわてて買ったのがコレ。到着前に工藤氏のブログを見て愕然。古いプライヴェート録音で音質も今ひとつ。あれまあ。 そ…
長雨の後、土曜の宵時分にようやく上がった。少し体を動かす代わりに自転車で用事を片付けついでに、泉野の隘路をぐるぐると走った。そして櫻坂を下りようか、蛤坂を下りようか、少し考えたのだけど、旧い往還の空気を感じたかったので、鶴来街道を上って蛤…
11/4の別山登山は紅葉の森の中を歩くことからはじまって、そして上部は積雪のなかを歩いた。チブリ尾根避難小屋まで下降して14:30。もう陽が傾き、赤味を帯び始めていた。天候は1日中良好で、チブリ尾根下部の広葉樹林は残照のなかにあった。またとない機会…
この間まで夏だったのだけど、秋を味わった感触も薄く、唐突に冬への坂路を転げている。この2週間、天候は不安定で雨、雷、霰が波状にやってくる。そんな荒天続きの合間、11/4終日、ウソのように晴れ渡った。その僅かな隙間を狙って、積雪期を前に、今年最…
ひょんなことからオークションを覗いてしまった。なかなか入手し辛いLPレコードが沢山あるではないか。 という軽い熱狂にはまってしまった1週間。何たることだ。やれやれ。 そんな訳で昨日届いたLPレコード。1970年代の日本のジャズを中心。深みに落ちてい…
明るい月夜だったのに、夜半過ぎから雷が鳴りだした。暗い部屋でレコードをターンテーブルに載せたまま眠ってしまった。カツっというかすれたような衝突音の繰り返しで眼が覚めた。レコードのレーベルの端をなぞり続けていた。とても寒かった。レコード針を…
昨夜呑んでいたら、この急激な斜陽感はなんだろう、まずいねって話題。静かな月夜にしんみりとしてしまった。しんみりしたあとに、したたか酔ってしまったのだけど。 嵐の朝、雷鳴のなかで聴いていたのは、30年前の明るいコーラス。当時、NHK-FMのセッション…