K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧

この数ヶ月入手したLPレコード(2) ヴォーカルもの他

昨日に引き続き、7月から入手したLPレコードのリスト。備忘。 基本はジャズなのだけど、最近は酒場で聴く音楽で気に入ったものがノン・ジャンルで欲しくなっている。困ったものだ(本当は困っていなくて、財布が軽くなるだけど)。え、今頃そんなの、という…

この数ヶ月入手したLPレコード(1) 日本のジャズ

7月からLPレコードを随分と買っているのだけど、記憶が怪しくなってきたので備忘のメモをアップ。今日の御茶ノ水で、矢野顕子の長月・神無月を入手したことが嬉しかったので、筆頭にあげる。アレがジャズかあ、なんて無粋なこと云わないで欲しい。立派なジャ…

御茶の水でのクラシック猟盤

南から山越えの乾いた熱風が吹き込み、酷暑が続いた金沢にも短い秋がはじまった。冷たい大気の肌触りを感じはじめると、情緒不安定で、眠りもおかしい。途端に久々にクラシック、それも何故かピアノ曲が聴きたくなる。なかなか辛いところも有るのだけど、そ…

笠井紀美子:Butterfly (1979) ここ数週間はGrooveする曲ばかり聴いていた

ジャズを聴きはじめた33年前の夏頃、FMラジオで油井正一のAspect in Jazzを聴いていた。これがボクの師匠のようなもので、正統的なジャズの歴史感が植え付けられたようなトコロがある。なんたって戦前からのジャズ・ジャーナリズムの泰斗だからね。その番…

別山(2399m):小雨のブナの森のなかを歩く

市ノ瀬から別山を往復した。今年二回目の別山。チブリ尾根は長大で随分登るのだけど、とてもとても大好きな尾根。尾根の下部が美しいブナの森に覆われているから。ことに雨でも降ると、森が活気づき、何やら賑やかな雰囲気に包まれるのがはっきりと分かる。 …

Onaje Allan Gumbs: Just like yesterday(2010) 何となく今の気分の曲なので

何となく今の気分なので、こんなの聴いています。楽歴的にはボクが大好きなWoody ShawのVillage Vanguardのライヴでピアノを弾いているヒト。もっとも、ショウと比べて、とても軽量な印象は拭えないのだけど。だから記憶に残っていない。名前から、アフリカ…

夏のお仕舞い

夏のお仕舞いを知った朝

Eight Classic Albums とうとうジャズ名盤が

キース・ジャレットのケルン・コンサートを聴いてから30年。とっても、当時の(ちょっと偏屈な)大学生的入口。その後は、せっせとスイング・ジャーナルを2年ばかり熟読し(教科書よりね)、未だにその記憶で聴き続けている。ECMだ南米だ、と聴いているの…

Miroslav Vitous: Magical Shepherd (1976)

ヴィトウスがまっとているコトバに宇宙がある。cosmic とかspacyなオト。確かにWeather Reportの最初の一枚はそのような深遠さを感じさせる一枚。その中心人物がヴィトウス、なのだろう。1976年のこのアルバムも何となくそんな雰囲気のジャケットが昔から気…

Michiel Borstlap: 88(2012) 尖りは削れたけど気持ち良さは

このCDもNik BärtschのStoaと同じく、今週はじめにディスク・ユニオンで購入したもの。 ボクが2000円以上出して、CDを買うなんて久しぶりの事。この記事を見て、とても気になっていたのだ。ボルストラップは変態ドラマー(褒め言葉)・ベニンクのアルバム2…

金沢:駅の古書店(Duckbillの本)旅を重たいものにしてしまう

今週は仕事で東京スタートし名古屋へ。一旦、金沢に戻ってから大阪へ。あまり社交的でない(典型的な)技術屋には不向きな営業のような仕事が続いた。まあ、大阪城公園横の宿でのんびりする朝は悪くないのだけど。 今回のように鉄道を使って仕事に出る時、空…

Nik Bartsch: Stoa (2005) 果てなく循環する音のなかで

今週のはじめ、御茶ノ水のディスク・ユニオンへ出かけて買ったCDの1枚。安かったからね。このStoaより後年のアルバムHolonを聴いて何となく気にしている奏者。ミニマル的な音の繰り返しに、リズムを乗せている極く単純な音の連鎖。 だけど、果てなく循環す…

Weather Report: Live & Unreleased (1975-83) 当時はワクワク聴いていたのだけど

名古屋の朝を眺めながらiPODで聴いているのは、Weather Reportの Live & Unreleased。旅先で本やレコード、CDを買うのは重たくて馬鹿げているのだけど、ボクにとってはとても楽しい。今も小さなトランクのなかには、御茶の水で買ったLP、CD、書籍がそれなり…

東京・赤坂:浅い眠りから覚めた朝

毎年この時期、同じ仕事を同じ場所でやって、同じ場所に泊まる。それを繰り返している。なんだか気持ちがすごく疲れていたので、仕事が終わってから随分と呑んだ。それでも、そんなに酔うことはなくて、夜半を随分と過ぎてから寝床に入った。 浅い眠りのとき…

Bill Evans: Alone Again (1975) 盤面に針を下ろしてから

9月に入って、雲が流れる秋空を眺めていることが多い。真っ青な晴天のつまらないこと。だから夏が終わると涼しくなり、そして雲が流れるようになる。冷たい風に乗って、虫の音が聴こえる。そんな夜はいつまでもぼんやりしていたい。 父が鬼籍に入ってから1…

コトバでジャズを聴き、オトでジャズを読む −村上春樹の世界−(ジャズ会#23)

村上春樹・和田誠「Portrait in Jazz」という2冊の本がある。そこに何人ものジャズ奏者と村上春樹が好きな音盤が取り上げられている。そして和田誠がイラストを添えた、なかなか素敵な本。

金沢・夕霧峠(840m):はじめて自転車で行ってみた

金沢の夕霧峠は医王山という山塊のなかにあって、白兀山と奥医王山との境にある峠。その峠を超えると富山の福光。加賀から越中に風が通り抜けるような場所。 昨年はランニングでここに来たのだけど、今回は自転車。 7月は随分と体を使った。150km近く走った…

金沢・泉野出町「のむら」 秋がやってきたから

撮り損ないの写真で失礼。食べるのに忙しかったからね。 音楽のことを主体にって思っているのだけど、何となく季節の変わり目を強く意識したからアップします。まあ、あまり食べ物についての語彙はないので、備忘程度のメモです。 -------------------------…

Thelonious Monk: Solo Monk(1965) 砕け散った音の行方

ボクはモンクのソロが大好きで、1940年代のヴォーグ盤は随分と聴いている。現代音楽に期待すること、未だ知らぬ美しいオトへの希求、のようなことと、案外同じことをモンクには期待している。 ふらついているようで、強いタッチの疎なる音がまばらに響く。で…

Herbie Hancock: Dancin' Groove(1970s) 短いシングル盤バージョンを集めたコンピレーション

1970年代のハービー・ハンコックはMan Childからフュージョン路線(昔はクロスオーバーだったね)と云われる。はじめはジャズを頭で聴くから、そんなハービーのアルバムを触りもしなかった。そのよさを感じたのは随分後で、ニューポート・ジャズ・フェスティ…

Father Tom Vaughn: Motor city soul (1967)ジャケット買い(か?)(その2) 素人芸とプロの間には

7月から2ヶ月で随分とLPレコードを買ってしまった。思い起こすと、四日市でふらっと入ったレコード屋で1980年頃の感触を強く感じたからだと思う。なんかキュンとしたような気持ち、あの酸いような匂い、次第に指紋が磨り減るようなジャケットの上げ下ろし…

Basso Valdambrini: Plus Dino Piana (1960) ジャケット買い(その1)

半月ほどブログを放置してたのだけど、何だか急に復活。音楽(を題材にした)ブログの筈なのに、そんな記事もない。あれまあ。 土曜は御茶ノ水でレコード屋(CDショップなんて云いたくない)巡礼の旅。近所のS氏の影響も少なからずあって、LP熱そしてGroove…

新潟・十日町:越後妻有アートトリエンナーレ2012「大地の芸術祭」 強い光、蒸す大気のなかでの記憶

Art

印度支那に出かけた後、脱力の日々。気力の抜け殻のような状態だったのだけど、金沢・新潟・東京の知己で新潟・十日町に集合。越後妻有アートトリエンナーレ2012・大地の芸術祭という催事に出かけた。何も考えないで計画に乗っかって、お任せ。お世話になっ…

東京・湯島「太陽と星のバー」へ再び

タイ・ヴェトナムへ出かける前に、とても楽しく呑むことができたバーを再訪。 前回はね、写真をのせなかったので、今回は路上に出ている看板をのせておきます。清水坂をあがったあたり。 今回もね、楽しく呑むことができて良かった。偏屈のココロも沸かなか…