K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

橋本一子: Miles away (1999) 最初の数音

結局、その奏者、アルバムがいいなあ、って思う(あるいは思い込む)のは、最初の数音を聴いたときに造られる「脳内index」に従うのだと思う。ボクの場合、「いい」、「気持ちよい」、「?」、「ダメ」くらいの語彙しかないから、過半は「?」として記憶にす…

久しぶりのお茶の水・久しぶりの店買い

いやあ久しぶり

Pierre-Laurent Aimard: Ligeti/Works for Piano (1997) 明け方にみる夢の色は

ほんとうに長い間、夢をみるという「感触」のようなものを喪失していた。ある年頃までは、現実感のある、いや現実以上に生身の自分を露出したような記憶ともに、しっかりとした夢の残滓のようなものが、明け方の枕の横に転がっていたと思う。 だから、ある時…

Chico Freeman: Spirit Sensitive (1979) この時間があるから

の太いが、それでいて繊細な響き、にすっかり魅了されて、表裏3回。ヒックスやマクビーの強いビートの上での激しいブロウを期待していたのだけど、違っ た。ゆったりとしたバラードでアルバムははじまり、大半がそんな曲。マクビーの図太いベースの上で自在…

Charlie Haden: Closeness (1976) 秘められた花のように

一昨日、彼の訃報が走った。さざ波のように、人々のこころを揺さぶったことを知った。好き嫌い、は様々であろうが、その存在感は大きなものであった。 しかしジャズという音楽の中での彼の存在は中心の日の当たる場所に見えたのではなく、ふっと意識が抜けて…

仙台にちょっとだけ

颱風での交通トラブルを心配したが、何のこともなく仙台に着いた。颱風の余波、のような不思議な空。そして街全体が熱を帯びたような感じで蒸し暑い。 金沢では、時間があったら山か川に出かけているので、街での用事が片付いていない。そんな訳で街歩きの半…

仙台で入手したレコードは70年代

何とか熱病のようなLPレコード蒐集熱は冷ましたのだけど、渓流釣りの熱病に。ブログ更新の余裕がないほど、はまってしまった。やれやれ。 そんな訳で本当に久々のレコード店買い。仙台に出張中で、会議までの空き時間に昼食をとりに片平へ。その途中にvol.1…

Moutin Reunion Quartet: Something Like Now (2005) 大好きだったWRへのオマージュ

これは、大好きだったWRへのオマージュ。とても優しく、respectし、そして時代の摩耗から再生している。 Weather Report、特にJaco時代以降(Heavy Weatherより後)の音は、時間とともに古くさくなっていて、どうも聴くに耐えない。ひとつには「Improvisatio…