K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

レコード蒐集の近況(ECM1100番台発注完了、ギリシャに発注したDomingoのブラジル盤)

忙しい、からLPレコードの蒐集は少しゆっくり。それに本部屋を復旧させつつあるので、本の整理・読書で音楽を聴く時間も少なめ。それも悪くない。 それでも相変わらずポツポツはレコードに手を出している。 ECMの1000番台に続き、ECMの1100番台もLPレコード…

梅雨の晴れ間

次第に視界の中に夏山が広がっている。手が届かないもどかしさ、のようなものを感じている。

重い空のもと

金沢の梅雨は軽い、という思い込みのような、事実のような感覚がある。だから、雨続きの日々は辛い。 川にも、行っていない。

Rebecca Martin@Village Vanguard in 2009 summer: あの夜に見たセットが

2009年の今頃、初夏のマンハッタンにいた。アトランタへ出かける途中の滞在。 夜はVillage Vanguardへ行った。5年ぶり、くらいだったような気がする。 出演は知らない歌手。ブライアン・ブレイドがドラムだったので、聴きに行った。 唄い手は都会派のSSWと…

Ornette Coleman and Charlie Haden: Soapsuds, Soapsuds (1977) 冥界の人達

モダン・ジャズを聴く、ということは音溝に残された冥界の人達の記録を辿る、ということになったようだ。 (多分)、時代の音楽としてのモダン・ジャズは1960年代後半にゆっくり消えていき、川のような流れ(ストリーム)ではなく、海のような広がりのなかで…

梅雨入り

昨日、北陸も梅雨入り。少し気温が下がり、静かな雨が降り続いている。窓の外に広がる山並みが、遠のいた、ように感じる。 前線から遠い北陸の梅雨は、普段より少し雨が多い、くらいの印象。それでもモノクロームの景色を見ながら、翳りを存分に愉しんでいる…

近藤等則:Toshinori Kondo plays Standards(2015) 過ぎ去ってしまった21世紀への挽歌

昨日、オトトイでDLし、入手。196kHz、24bitのHigh resolution音源。なんとなく安っぽい打ち込みで、それだけHigh resolutionの価値があるのか、いささか疑問ではあるが。 20世紀の最後のあたり、improvised musicやelectlical musicで暴れていて、近未来,21…

(ECM2445) Keith Jarrett: Barber / Bartok / Jarrett (1984,85) うーん

山だの釣りだの、そんなことを書いているので、そろそろ音楽を、って思っていたけど、気が多くて手が出なかった。 先日、この世を去ったコールマンのディスクを聴いたり、ECMレコード聴きシリーズでキースのIn the Lightの2枚組を聴いたり、焦点が定まらな…

北陸に夏が来る頃

この地に来て思うのは、春秋が短く、夏そして冬が延々続く感じ。 月曜日には釣りの師匠と安江で一献。ゆっくりと丁寧に、姿良く焼き上げられた鮎に眼を奪われた。口に含んだときの苦みと、苦みのなかから沸く匂い、に夏を知った。今年の初鮎。 夏は嫌い、だ…

犀川源流部へ再び

4月末に犀川源流域へ行き、雪代による増水を目の当たりにした。犀川ダムの上流を僅かながら歩いただけだが、淡い美しい色をしたイワナを釣った。 ダム上流の廃村を皮切りに、人の居ない源流域に足を踏み入れること自体、言葉に出来ない不安と悦びが混じった…

2枚のLast Date (Eric Dolphy)そして謎のFontanaステレオ盤

何回か記載したが、間違いなく一番好きなアルバム。B面2曲目の飛翔感から3曲目への疾走感、そして彼のナレーションを聴き終わった後の喪失感。いつも心を揺さぶられる。 長い間、ボクが聴いていたのは蘭Fontana盤。ステレオ盤。レコード番号だけを見るとオ…

(ECM2450) Keith Jarrett: Creation (2014) 5月3日のまぼろし

昨年の5月3日、ボクは大阪にいた。そして、まぼろしとなってしまった音、をいつまでも追いかけていた。 このアルバムは昨年行われたキース・ジャレットのソロコンサートの記録。その会場のひとつである大阪フェスティバルホールで、心ない客のため、何回か再…

昨日届いたレコード

学生の頃に入手した「名盤」、ほとんどが日本盤、を古レコードでゆっくり買い直している。蒐集にあたって、オリジナルには固執していなくて、Blue NoteやPrestige, Impulseだったら、RVG刻印が目安。だからセカンド・プレス以降、特にレーベルが変わると驚く…

菊理媛命の山へ:今年も残雪期の白山

先の土曜日曜は、東京から来た友人と、北陸の山日帰り二連戦。夜は、金曜土曜日曜の三連戦。加齢を顧みない過密スケジュール。ボクも疲れたが、付き合わせたSサンもそうだった、と思う。お疲れ様。 土曜の荒島岳に続き白山。残雪期の白山が好きで、ここ数年…

福井・荒島岳(1,523m) 若いブナの森、の魅力

深田久彌の「日本100名山」の一つ。福井・大野の山。あまり関心はなかったのだけど、東京の友人と登山。思いの外よかった。 勝原スキー場から急登を辿った。天候はやや不順だったのだけど、雨上がりのブナの森の楽しさ、を存分に味わった。チブリ尾根の深さ…