K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2016-01-21から1日間の記事一覧

山本邦山: 銀界 (1970) 音の少なさ

2年近く前に書いたときには、彼らの音がまさにECM的だなあ、と感嘆していた訳だけど、それは、音の少なさ、からきている。 今改めて聴くと、ECMより淡い残響感は、むしろ沈黙を際立たせる効果を感じさせる。とても良い録音だなあ、と思う。 それにしても、…

(ECM2096) 菊地雅章: Sunrise (2009) ECMとのこと、そして冥界からの便り

改めて、このアルバムを聴いている。EastwardやVoicesと変わらぬピアノ。この人がアコウスティック・ピアノに向かっている時の音はあまり変わっていない。ピアノの音を聴かせているのではなく、沈黙を聴かせている。だからECMは向かない、と思った。残響の処…