K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2017-05-06から1日間の記事一覧

Craig Taborn: Highsmith(2017) ピアノの音空間を拡張するエレクトロニクスの鋭さ

クレイグ・ティボーンとイクエ・モリのデュオ。ブログの記事で発売を知った。 普通、販売開始直後のCDは買わない。高価だから。しかし、これは我慢ができなかった。坂田明のLPレコードと一緒に注文した。 クレイグ・ティボーンのアコウスティック・ピアノと…

坂田明: Semikujira (2015) 昔のアルバムに近い印象

これも坂田明の近作。レコード。「例の」ヴォイスも入っているが、まあ要らないかなあ(笑)。ベース、ドラムとのトリオ。坂田明がブロウし続けるあたりが圧巻ではあるが、やや一本調子。ドラムが引っ込んでいて、録音がもの足りない。平家物語での変化に富…

筍を喰らう

金沢郊外の村落の私邸での宴へ。垂れ桜(来歴が凄い)、が生けてあるもと。仲の良い数人で夜が更けるまで、筍と酒。深く酔った。年代物の什器で頂く、酔狂な会だった。このような土地の深さ、を知った。同時に、主人が職場の近い同僚の縁戚としって、土地の…

大嵐山(1204m)と水芭蕉

典型的な「ズル登山」。林道で900mまで行ける。駐車場も大きい。1時間もかからず頂上まで。それなのに残雪の感触を楽しめ、白山の眺望も楽しめ、水芭蕉の群生地も楽しめる。山靴よりは長靴が好適なルートなのだけど。存外に楽しかった。植林の針葉樹が目立…

金沢生活のQOL

GWに金沢に帰ってきたS君と一献。Nちゃんには、Record Store Dayでモンクのアルバムを立て替えて購入、金沢までハンドキャリーしてもらったので(高くて重い)、利子代わりに、良形のイワナ持参。 S君実家からの、山菜も実に美味しく、海山の「価格がないも…

坂田明: The Tale Of The Heike (2011,12) 管の音色が昔より深まり、味わい深い

坂田明の語りは「際物」だと思っている。山下洋輔の「寿限無」の田中角栄のモノマネには参った。面白くない、のである。仲間内の宴会芸を見せられた、後味の悪さが残った。 しかし、ジム・オルークとのセッションの格好よさ、は只事でなく30年以上ぶりに聴く…