K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

渓流シーズン最後の日

9月30日は特別な日で、そう渓流釣りが翌日から禁漁になるから。 シーズンを閉めるにはどんな場所が良いか、少し考えてしまう。昨年もそうだったが、水が綺麗な場所でゆっくり釣りたいと思った。で、大きなダムの上流へ、K太師匠と向かった。 ボクは源流に…

Peter Evans: Live In Lisbon (2010 ) ボクのなかの21世紀

昨日届いたCD。早速、仕事場で聴いているが、掴まれてしまって、何回も何回も聴いている。 ボクのなかの21世紀、のジャズはピーター・エヴァンスの音だと思っている。アヴァンギャルドな響きを放ちながら、ボク達と分かち合える「ジャズ」的な律への回帰、が…

James Blood Ulmer, The Thing: Baby Talk (2015)  1980年頃の若者にとってのウルマー

Bandcampからの新譜のメイルが届いた後の反応: (8月にメイルが来たのだけど予約のみ。発売時点では忘れているので、やはり発売時メイルが正しいと思う!) ほぼ同じタイミングでのツイート。「The Thingとウルマーの共演」と思った自分と、「ウルマーの新…

Vinicius Cantuaria: Samba Carioca (2010) これからの季節の音、夏ではなくて

ヴィニシウス・カントゥアリアを久々に聴いている。アート・リンゼイを聴いていて、少し痛いなと感じたので、何となく移動。少し柔らかくなって、ぴったり。creditを見ると、プロデュースがリンゼイで笑ってしまったが。 タイトルはSambaであるが、適当にボ…

Jim Hall, Red Mitchell: Valse Hot - Sweet Basil - 1978 (1978) 落ち葉拾いと思うことなかれ

いつだったか、新宿のDUで買い求めたもの。何となく、ライヴの残テイクって、落ち葉拾いのようで、曲数が増えても感動は増えないよな、って思うこともあり、最近は手を出していない。もうマイルスのコロンビア残テイクシリーズも懲りて手を出していない。正…

The Ray Bryant: Little Susie (1960) 米コロンビア盤の良さ

以下の記事を読んで、すぐ欲しくなった。米コロンビアの古レコードは概して音は良好、マイルスとかの人気盤を除くと安価。メジャー・レーベルなりの良さ、がある。だから、ルネ氏の記事を読んで、すぐ探したのだ。やはり、昔の新譜のレコードくらいの値段で…

渓流シーズンのお仕舞い

9月末で禁漁になる。ということもあって、金曜夜には東京から来られたSさんを囲んだ宴会で、乗りに乗って2時くらいまで呑んでいたのだけど、随分遅い時間から竿を持って手取川の支流へ。 時間も余りないので、小さな枝沢に潜り込んで遡行してみた。小さな…

Woody Shaw, Louis Hayes: The Tour Volume One (1976) 速度感溢れるソロが延々続く逸品そしてショウの子息のこと

JOE氏のブログで知って軽く昂奮、した割には手配は最近。気が多く、あれこれ聴いていて忘れた。2枚のうち、一枚が届いた。 以前アップしたのはショウとヘイズの相当コンボ、1977年の欧州ツアー。今回、同じHigh Noteからリリースされたのは、1976年のツアー…

黎明の頃(9/22)

夏になると秋への入り口を感じ、秋になると冬への入り口を感じる黎明の頃。 淡色に彩られた雲がたなびく、そんな光景が僅かな時間、眼前に広がる。 東の空 南の空 南西の空

ZEK3(本田珠也、清水くるみ、米木康志)@もっきりや

もっきりやでは、本田珠也のトリオ・ZEK3。あと清水くるみ(p)、米木康志(b)。 2年近く前、ケイ赤城トリオで初めて本田珠也を聴いて、そのドラミングに度肝を抜かれた。その後、昨年は大口トリオ。 すっかり、その迫力、は勿論なのだけど、緩急のキレが快感。…

渓流もお仕舞いへ

近所の小さな源流へ出かけた。台風後の増水が、一日経っても残っている。あまり奥まで行けなかったので、小さなアタリだけ。 仕方が無いので、少しだけ下流側へ降りてみる。木陰の綺麗な場所があって、木漏れ日で川面が光っている。そんな場所には魚が付きや…

Air: Air Raid (1976) 3人が攻守を切り替えながらジャズの過去・現在・未来を

これも富山で入手したレコード。 Airのレコードは35年くらい前に2枚入手したのだけど、何となく合わない感じで、そんなに聴かなかった。近年になって、悠雅彦プロデュースのWhy Notレーベルでのデビュー作を聴いて、その素晴らしさに開眼。 このアルバムは1…

「金沢おどり」から「粉」

数日前、J君(他のヒトからは何故かAJと呼ばれている)から連絡があり、金沢おどりに誘われた。行ったことがないので、まあいいかと乗る。場所は邦楽ホール。 何も考えずに行ったが、まず邦楽の面白さを認識。ノリ、がいいのだ。踊りでは、冒頭の「北斎えが…

Milcho Leviev, Charlie Haden: First Meeting (1986) 演奏よし、録音よし

富山で入手したアルバム。ミルチョ・レヴィエフとチャーリー・ヘイデンのデュオ。1986年の録音なので、レコード最晩期。多分、そんなに沢山プレスされていないのでは、と思う。日本のアルファ・レコードの制作で、プロデュース・録音はカルフォルニアの知ら…

台風一過、とは

金沢では、あまり台風を意識することがない。昨夜は北陸上空を通過したが(北朝鮮のミサイルより高度は随分低い)、酔っ払って寝ているうちに通過してしまった。白山を最高嶺とする山に守られている、のだろう。 その代わりだろうか、台風一過、とはいかない…

Richard Davis: Song For Wounded Knee (1974) リチャード・デイヴィスの電気ベース

昨日、富山で入手したレコード。初めて見た。このFlying Dutchman、ロニー・リストン・スミス、ガトー・バルビエリとか、フリー的な味を振りかけた(後で云う)フュージョンに特長があるのかな、と思う。かつてインパルスのプロデューサーだったボブ・シール…

富山・セカンドビート:思わぬ濃さの1970年代フリー

富山に着いて、Google mapで調べると総曲輪のあたりに2軒のレコード屋がみつかった。1軒はレコードマーケットだけど、ここは定休日。 もう1軒はセカンドビート。最初通りかかったときはシャッターが半開きで休業かと思ったが、やっていた。(その後、全開…

富山・総曲輪::市電のある街

今日は仕事で出張。気温は低いが蒸している。戦争で焼けたので、路が広く、それが疎な街の印象を強くしている。しかし、一歩路地に入ると、少し濃い昭和の空気が流れている。そんな市電のある街を少しだけ歩いた。

渋谷毅, 松本治: 帰る方法3 (2007) 3って何だろう

渋谷毅のアルバムは、何となくガツガツ集めるものではない、という感覚があって、店とかオークションで、目の前にふっと出てきた時に手にするようにしている。理由はないけど、何となく分かるでしょ? これも、そんな感じでふっと入手。 で、仕事場でかけて…

Thelonious Monk: Piano Solo (1954) 10インチ盤のLPレコード

昨夜、cowry coffeeにて、大音量で鳴らしてみた。やはり良い。深い打鍵の音が深い満足を与える。明らかに、昔に買った日本盤(徳間音工)と音の質が違いすぎる。確かにモンクのピアノの音がリアルに記録されているのだ。 古レコードに固執する必要はないよな…

紀尾井町から皇居・内堀通り

紀尾井町 新宿通り、もうすぐ半蔵門 半蔵門のあたり 丸の内方面 靖国神社 千鳥が淵から東京タワーを臨む インド大使館 半蔵門

皇居を走る

今回はレコード屋にも、馴染みのバーにも寄れなかった。 ということで、走ることだけは、なのだ。曇天で小雨も混じる中、10km走った。北の丸周辺には初めて走り込んだが、九段下から千鳥が淵まで、近代日本の霊場なんだと知った。確かに、少し空気が重いよう…

東京へ

今朝から東京へ移動。今回はスケジュールがタイトで、レコード屋とかいつものバーに行く余裕なし。

手取川の支流へ

二日目はY君と手取川の支流へ。本当は土曜の早朝に入る予定であったが、Y君の到着が遅れたので、翌日にしたのだ。 日曜なので、先行者や幕営者を予想していたが、やはり。朝5時半くらいでは、遅いのだ。2パーティが入っていて、新しい足跡もある。早々に釣…

秋晴れの渓流(大阪のY君を迎えて)

大阪のY君が再び来た。渓流釣りをはじめたい、ということで近所の沢へ。 水量が少なく、魚の出はイマイチであったが、何でも無いところを流して、37cmの岩魚が。今期「最長」であるが、痩せている。案外重くなく、取り込みも無難に。驚いたなあ。Y君は仕掛け…

アコウスティックな環境で音を聴く(奇妙な音の系譜、そして亡きポール・ブレイ、菊地雅章へ)

K君の店でレコード・CDを聴く。 K君のリクエストは「わたしが興味を持つ音」。で、考えてみた。何に興味を持っているのだろか。音との様々な相互作用。心身の折り重なるような深い階層に作用するようなグルーヴ感、エロティックな快感に肉薄するような美しさ…

大阪城を走る

宿が大阪城公園の隣なので、走った。朝方の気温は低く、思いの外、気持ち良かった。

大阪城公園

昨日、名古屋から大阪に着くと、熱気と湿気に驚いた。大阪はアジアにあるのだ。その奥のどこかに印度支那半島への密やかな回廊があるに違いない。第一、アジア的な風体の人が多い。今朝も竜の柄のジーンズを穿いたじいさんが歩いていた。広東語でも喋りそう…

Parallels Desktopで動作するWindows7のHDD容量アップの方法

仕事は全てMACOSの上で行っているが、やはり互換性が心配でWindows環境をエミュレータParallels Desktop上に構成している。ほぼほぼ快適に使えているが、急にデスク容量が一杯になってしまった。アップデートの影響のようで、知らない間にWindowsのシステム…

現在のオーディオセットについて:音楽が好きなのであって、オーディオには興味はないのだけど

現時点のオーディオセットについて、簡単にまとめる。 クラシックを聴きはじめて、楽器の音響に気持ちが向いた。さらにそれがフリーミュージックへの導入孔のようなものになった。このあたりの流れのなかで、あるレヴェルを超えた満足いく音響装置も重要だと…