K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-05-21から1日間の記事一覧

清水靖晃: Dementos(1988) インチキな「ワールドミュージック」

先日アップした南アフリカの音楽は、ボクが内心求めているようなエキゾティズムを廃し、ふっと横に流れているような音楽。そんな南アフリカの音と対極的な存在で、ボクの内心のなかにしかないインチキな「ワールドミュージック」。それは夢の中の音であり、…

5月の青い空

何年も暮らしているなかで気がついたのは、北陸では5月から6月中旬くらいまでが、実に素晴らしい日々が続く、ということ。陰鬱な冬も、これでチャラなのだ。 自転車通勤で犀川を渡り、天を仰ぐ。少し控えめな光が差し込む。柔らかな風が抜けていく。あと何…

Circle: Circle-2 Gathering (1971) フリーに最接近したチック・コリア(の最後のアルバム)

チック・コリアを数日にわたり聴く、なんて30年ぶり、じゃなかろうか?自分のなかで、急速に光彩を失った奏者だけに、聴き直すのは30年前(いや40年近く前だ)の自分への旅、のようなものだ。 しかし当時はサークルは苦手で、そんなに聴いていなかった。とい…