K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Ben LaMar Gay: 500 Chains(2018) 様々な曲調が適度な混沌さをつくり

シカゴのInternational Anthemは,ジェフ・パーカーやマカヤ・マクレイヴィンのアルバムが面白く、気になるレーベル。混沌とした音のなかから、荒っぽいアヴァンギャルド性を感じるような、音の始原への取り組みがアヴァンギャルドのような、というか。そのあ…

Anthony Braxton: Dona Lee (1972) ヴェクトルが反転したときに

なんで長い間、ブラックストンにあまり手が出なかった、かと云うと、コリアとのサークルが面白くなかった、から。とは云え、同年のタウンホール(トリオレコードの偉業)は気に入りだったので、やっぱり何でだろう。なんか小難しい化学式を真似た曲名が気に入…

Roland Kirk

一番好きな曲がPedal up。だからコレが入ったライヴBright Momentが大好き。コルトレーン的なまっすぐな演奏なのだけど、コレトレーン的な邪魔臭さがない。そこがいい。

Albert Ayler

一番聴いたのはチェリーとの共演盤かな。案外ESPは聴いていない。

今季最後の渓流

9月で渓流釣りはお仕舞い。例年、時間に余裕がある9月には、結構楽しめるのだけど、今年は連休に仕事があったりで、不満が残った。今年は山に登っていない。それでも9月は駆け足で去って行く。 9月もお仕舞いになると、日が短くなる。6時前に沢に入ると…

Elvin Jones

エルヴィン・ジョーンズの決定盤は何だろう。いいアルバムは沢山なんだけど。そんなことをいつも思って、買い求めているが。そうこうするうちに枚数は溜まったなあ。あ、Mountainのようなヤン・ハマーとやってる70年代も面白いよ。 (やっぱり4枚/組で写真…

昨日聴いた音源

入手した以上、届いた音源は聴かねば、ということ。内視鏡検査で疲れたので、久々にゆったりと。 Wildflowers 5。A面はサニー・マレイ、B面はロスコーミッチェル。ともに良い。シアリングとホールのコンコード盤。録音も良かったな。デジョネットとレスター…

今日は曇天

上菊橋を渡って検診へ。今日は曇天。こんな日の雲を見ていると飽きない。金沢らしいぞ。

David Murray

マレイは新星のように現れ、やがて夜空に拡散し、薄まっていった印象だ。デジョネットのspecial editionのインパクトは大きくて、ドルフィーの先を力強く進む、と思わせたところが泣かせるのだけど、爾来泣いた記憶は無い。残念。 それでも落ち葉拾いのよう…

John Surman 70年頃の荒ぶる感じが

UKの奏者で一番好きかも。最初に買ったアルバムはECM。京都三条の十字屋で壁に並んだ清々しいジャケット(クローグとのデュオとか、デジョネットとのデュオ)が印象深かった。ECM外は最近だけど、やはり70年頃の荒ぶる感じが好きだなあ。

不老坂から犀川へ下る

今週は2日にわたって検診。市内の病院へ行く。胃カメラ検診では、麻酔をお願いするので、クルマが使えない。胃カメラが1日目なのか、2日目なのか、行くまで分からないので、二日とも徒歩。それも悪くない。 帰途、寺町から不老坂を降りる。急坂だ。天候が…

George Shearing, Jim Hall: First Edition (1981) $3.6のConcord Jazz

ボクが聴きはじめた頃、丁度、カール・ジェファーソンのコンコード・レーベルが立ち上がった後。ジェイ・マッケンアとかスコット・ハミルトン、およそ興味を惹くレーベルではなかった。しかしよく見ると、ギター奏者中心に、趣味が良さそうなアルバムがあっ…

Chico Freeman チコというと

世間でチコというとTV番組のことらしいが、ボクはTVを見る習慣がないので、チコ・フリーマンのことである。1979年にContemporaryのBeyond...を聴いて、それ以来。India Navigationでも良い盤はあるのだけど、Beyond...主流派的な枠の中でのチコの演奏は良か…

Steve Lacy 印象が薄い印象

Steve Lacyは案外聴いていない。富樫雅彦との演奏は好みだけど、印象に残らない部分もある。何故だろう。

Brian Eno: Music For Films (1978) 環境音楽というと何となく意味不明ではあるが

先日、ペンギン・カフェと一緒に購入。1980年頃、ブライアン・イーノは、それなりに気になる存在であったが、アルバイト収入のほぼ全てがレコードに投入されていたため、聴くことに至らなかった。そんなことを思い出した。Spotifyで当時のイーノを聴くと、か…

The Art Ensemble Of Chicago/ Roscoe Mitchell

Sackvilleのレコードは何時も気になる。 [2018-09-16] AEOCはマジメに聴いていない。これからの愉しみ。

Ornette Coleman

BN盤(通称音符レーベルのRVG、超安値)を追加。まずは聴かなきゃ(こればっか) [2018-09-16] うーん、聴き切れていないなあ。 BNはオンプレーベルのRVG刻印 skyは再発盤で冴えない

Penguin Cafe Orchestra(1981) 存在しない民族の音楽

月光茶房の原田さんのtweetをみて、ハッとした。懐かしい。環境音楽って云っていたなあ。 【昨日の4枚】2018.9.19pic.1: Penguin Cafe Orchestra https://t.co/hsjMvzxzi7pic.2: Martijn Comes & Giulio Aldinucci https://t.co/xUWMar3eD6pic.3: Lem Winche…

東京御徒町 Cafe Incus 半年ぶりの訪問

今回のoffには月光茶房とCafe Incusに行こうと思っていた。残念ながら、月光茶房は月曜から金曜までの営業で、原田さんにはお会いできなかった。ということで御徒町へGo! 扉を開けると嬉しい大音量。空気がピリピリしている。これぞジャズ喫茶的な感じ。い…

アヴァン・ミュージック・イン・ジャパン 日本の規格外音楽ディスクガイド300

昨日、DUで購入した本。 アヴァン・ミュージック・イン・ジャパン 日本の規格外音楽ディスクガイド300 作者: 小島智 出版社/メーカー: DU BOOKS 発売日: 2018/09/21 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 浅川マキ、近藤等則、橋本一子、清水靖晃な…

新宿DUレコード館、ジャズ館

移転しているのを知らなかった。そのため1Fのレコード館が全てと思い落胆。3Fのジャズ館にレコードがあることに気がつくのが遅れ、時間が足りなかった。やれやれ。 アルバータ・ハンターが2枚手には入って嬉しい。長い間、気になっていたのだ。オーネットの…

両国門天ホール:「響きの今」ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルヴェルク、ピーター・エヴァンス コンサート

レコード屋からカフェ・インカスに無理矢理寄ったので、両国門天ホール(雑居ビルの一階に作られた壁面板張りの感じの良い空間、以前、今井和雄を聴いた場所と同じビル)にはギリギリの到着。満員だった。最後列に座る。予約しておいて良かった。deadな音空…

DU御茶ノ水駅前店での猟盤

日曜朝からの仕事にために、前日に東京へ移動。三連休台無し。直前に頼まれてムッとしたが、足首捻挫なんで仕方ないかと自分を納得させる。 で、 先々週にJazz Tokyoへ行ったので、御茶ノ水駅前店に。他ジャンルとかまとめて見れるので、好きな店。 一番嬉し…

木村まり: Voyage Apollonian (2017) 音への偏執が美音で結実

ヘンリー・カイザーのアルバムに参画している日本人に気がついた。ヴァイオリン奏者。spotifyで試聴すると、とても良い。早速、CDを入手。ライナーノートはジム・オルーク。カイザーとかオルークと繋がっている人のようだ。 electronics(interactive compute…

Steve Grossman

この人に寺下誠との共演盤以上のアルバムがあるか、それが購入動機のような気がする。初期のHORO, PMが気になる。DIWはあと1枚のようだ。

Muhal Richard Abrams

最初に入手したのがSightsongというのは、幸せな出会いじゃなかろうか。名盤。それっきりが長くて、最近、足しはじめた。初期のアルバムが欲しいなDelmark盤とか。Whynotのafrisong(これまた名盤)も初期のアルバム。悠さん凄い。

Eric Dolphy: その他、的な盤

New Jazz, Blue Noteなどの有名盤はいいのだけど、その後の発掘盤になると記憶がアヤシイ。何回も買いそうな危ないエリア。 これは他の人の盤、マッキンタイヤーとかウォルドロンは間違えないから割愛。チコだけWEAのオリジナル。 www.discogs.com

Linda Catlin Smith/ Mira Benjamin, Simon Limbrick: Dirt Road (2016) 路が潰える怖れのなかにあるように

カナダの作曲家の現代曲。打楽器奏者とヴァイオリン奏者のデュオ、ライヴ録音。短い無題の15曲の連鎖。 作曲家が撮影したジャケット写真が醸し出す静寂な雰囲気をコンサートホールで造りだしている。ECMと親和性の高い曲・演奏であるが、人工的な残響処理で…

近藤等則: Blue in Amsterdam (2018) どんなことを思い浮かべながら聴いている、のか

1980年代のバンド、近藤IMAが復活という。懐かしい。はじめて1985年くらいかなあ、昭和記念公園で聴いたのが懐かしい。その頃の演奏が一番好きだ。 そのあたりのサイトを探っていたら、彼自身のレーベルからの直販サイトが。 ほとんどがソロなんだけど、昔の…

Anthony Braxton In the transition追加

一枚追加。 昔、さほどブラックストンに興味がなくて、今、良いと思う違いは何だろう。音響的なものへの関心、じゃないかなあと思う。勢いやビートだけでなく、音そのものの美しさへの関心じゃないかなあ、と思う。 [2018/09/20] 40年前、コリアとのサークル…