1972
Roland Kirk:I, Eye, Aye: Live at the Montreux Jazz Festival,1972(Rhino) Roland Kirk(reeds), Ron Burton: piano, Henry "Pete" Pearson(b) Robert Shy(ds), Joe Habad Texidor(perc) 1972年6月24日 録音 60年代のKirkを紹介したら,70年代の一枚が気に…
フィル・ウッズを迎えたキューン兄弟の盤。2種類のトラックがある。 ウッズが入ったトラック(A1,B1)は、ウッズの世界。グルンツとのヨーロピアン・リズム・マシーンと同じようなスピード感が楽しい。ヨアヒム・キューンのピアノも新主流派的な快演。速度感…
今朝、このレコードを磨いた。ATCOの初期プレスなのだけど、盤質はイマイチでスクラッチノイズが多い。例のアルカリ電解液と繊毛ブラシで磨くと、かなり復活。しかも音の鮮度が向上。1970年代の米盤の「チープだけど、パンチは立派」な音が蘇る。ライヴの臨…
昨日届いたブレイの「電化アルバム」。早く聴くべきだったレコード。はじめて買ったディスクガイドで否定的であった、ことが擦り込まれていた、のだと思う。 後年のペデルセンとのデュオでなかなか聴かせた電気ピアノがグルーヴする快感、が潜んでいる。チッ…
下記記事を読んでから欲しかったレコード。そんなに珍しい盤でもないのだけど、値頃なものを待っていた。 上記記事のルネ氏の云う日本のジャズへの感情、それと正反対、ということではなくて、日本人だから感じでしまう距離感、に対する嗜好の違いだと思う。…
アタマ空っぽにしてカラダを取り戻すようなときがある。音楽を聴くとき、意識から浮かび上がるようなオトばかり狙って聴いているのだけど、そんなとき夢と現の境が曖昧模糊としてくる弊がある。だからそんな気分のときには、健全な身体性を保持するブラック…
これも、先日のお茶の水での購入盤。日本盤だけど500円くらいだったので、迷わず購入。ヴァン・ゲルダー録音だし、少し米盤待ちにしようか、迷ったけど。 このアルバムは1980年頃から気になっていたので、36年越しの迷い、にフタをした。珍盤でも名盤でもな…
リーブマンとは、つかず離れず、のような長い付き合い。今でも、ふっと気になる奏者。ブラックストンがタウンホールで意識に刻まれたのならば、リーブマンはこのアルバム。はじめて聴いたのは、高槻に「一軒しかなかった」ジャズ喫茶で。1979年のことだ。
Weather reportの発売のあと、ドラム・パーカッションのメンバーを変えて日本公演。1972年の1月に日本ツアー。その東京公演が残されている。ボクがこれを入手したのは1982年。CBSソニーから2800円の廉価盤が出たからだ。マイルスのアガルタ、パンゲア、ダー…
まず最初に云わなければいけないことは、録音の良さ。高柳のギターの音がリアルに切れ味良く収録されている。TBMの魅力のひとつに録音の良さがある。このアルバムはスタジオライヴで、観客と奏者の間の空気、そして高柳のギターが放つ、弦が切り裂く空間、の…
締め切り仕事の塊から、あと少しで抜け出る。疲れた。昨夜、作成した資料を指定のサイトにアップロードしたら、肩の力が抜けた。それでも、まだ神経が張っている。あと、もう2つ。 そんな仕事場で、ふっとかけたのがコレ。そもそも、キース入り口のジャズで…
札幌で火がついてから、旧ソ連のメロディア盤にイカれている。音が良いLPレコード。好きなピアノ奏者中心に集めてみた。札幌に続き、海外の通販ディーラーから2回購入。2回目が今日届いた。今回はペトロフ、ソフロニツキーを中心に、ソコロフ、ゲンリヒ・…
さるBLOGの記事(感謝!)を読み、猛烈に欲しくなった。。小編成で聴く、ピアニストとしてのエリントンのタッチは強く、叩きつけるような強度のなかのピアノの響きの美しさ、が好きだ。モンクにも通底する、美しく響くリズム楽器としてのピアノ。エリントン…
針を落とした瞬間、熱い1970年代の音、だと思い、深夜なのだけどニヤッとした。テナーのブロウが響く。集合住宅なので階下、が気になって少しだけ、音を絞る午前1時。 最近になってHMVが再発したレコードを入手。杉本喜代志は好きなギター奏者。日野皓正と…
その夜も酩酊していて、意識は断続的。とかく疲れているのだ。 他の客も消え、ふっと聴こえてきた曲が「あの男(ヒト)が死んだら」。ボクが好きな曲なので、そこですこしだけ眼を覚ました。しかし、ボクが知っているその曲よりは少し軽く、声の陰翳が少し足り…
軽々とグルーヴするローズの音が大好きだし、ケレン味のないヴォーカルもいい。
棚の奥から取り出したのはアンソニー・ブラックストンのタウンホールでのライヴ。2枚組のLPレコード。日本のトリオ・レコードが出していたものだけど、1980年頃は廃盤で見つけるまで時間がかかった記憶がある。盤質はあのダメダメECM日本盤を出していた…
冬、雨の朝に聴く音楽じゃないと思うのだけど、こんなときに陰気な音を聴きたくなるなんて。どうかしている。
Muse時代のアルバムには驚いてしまう。70年代のジャズのフォーマットを使いながら、もうジャズとしか云いようのない音が敷き詰められる。音が息苦し いほどに弾かれ、奔流となり向かってくる。リラックスした空気を一瞬感じさせても、それは形だけのテーマを…
Museという1970年代から1980年代にかけて正統的なジャズを残したレーベル。小粒でも大粒でもない、中粒ってコトバはないと思うのだけど、そんなジャズを沢山残している素敵な感じのレーベル。
Sweet Rainについて云えば、当時、新進気鋭の若手ピアニスト、20代前半のChick Coreaの煌く演奏を聴くアルバム、と云えなくもない。あのドライヴ感がとても好きだから聴くのだ。と云いながら、Getzも案外に熱くソロを繰り広げ ていて、熱い1970年代に向けて…
この時期のPat Martino のMuseの演奏は最高.今週,何とかExitとLiveを入手.まえから持っていたConsciousnesとあわせ,iPODで聞き続けている.(2009.7.8記)
こぢんまりした感じだけど、それが良い
全くジャズの空気感ではなく、室内楽的な空気感のなかでの打音
1972年のECMは
好ましいバラツキ」が1972年から1973年のECMの魅力
民俗的、昔から土着的にありそうな音で、しかし現代的なフィルターで濾過され、どこの「民族」でもないユニヴァーサルな装いに。
隅々まで行き渡ったような美意識
Paul Bley(p) Recorded on September 11, 1972, at Arne Bendiksen Studio, Oslo.
Chick Corea (el-p), Joe Farrell(ss, fl), Stanley Clarke(b), Airto Moreira(ds, perc), Flora Purim(vo, perc) Recorded February 2 & 3, 1972 at A & R Studios, New York.