1979
昨日届いたCD。新宿にあったTaroでのライヴ。高柳本人のカセットテープレコーダーでのモノラル録音。音質は決して良くないが、バランスは十分聴けるモノ。演奏の良さが、音質云々を凌駕している。 高柳のsecond conceptはcool jazz、トリスターノ的な音を狙…
今日、twitterのタイム・ラインをみていたら面白い疑問、が流れた。 岩浪洋三のライナーノーツ、アーサー・ブライスとリッチー・コールが「次代を担う新鋭」的に紹介されている。他でも70〜80年代の岩浪洋三のライナーではやたらとリッチー・コールが推され…
リアルタイムにジャズを聴きだしていころ。本田竹廣のNative Sonをはじめ、多くのジャズ奏者がフュージョンを演っていた頃。どちらかと云うと、フリー的な演奏が多かった佐藤允彦が作ったバンドがMedical Sugar Bank (MSB)。 最近CDでも再発されたが、レコー…
新宿のディスクユニオン(ジャズ・レコードのところ)で、盤を次々見ていた時、背後の音に釘付けにされてしまった。あの曲、が何の曲だったか思い出すまで数分かかったけど、ゲッツのSweet Rainのあの曲、チックの佳曲Lithaがギターで流れていた。Lithaって…
発売は1979年だっただろうか。ジャズを聴きはじめた頃に、「流行りのクロスオーヴァー」を聴こうと、手にした。案外、面白かった、と思った記憶がある。清水靖晃の豪快なブロウ、矢野顕子のエキセントリックなヴォーカル、が印象的だった。 先週、職場の若い…
TBMでのCool Jojoにかなり惹き込まれていて、高柳昌行を随分聴いている。ただし、ノイズ系はまだ辛い。彼がsecond conceptと呼ぶ、トリスターノ・コニッツに範を得た楽曲が好み。カチッと切れ上がるような鋭いリズム、アクセントの強い演奏に快感を感じる。 …
前回の記事では、 CDで聴いているのだけど、音圧は十分。レコードで聴きたい、とは「あまり」思わなかった(「全く」ではない)。 と記載したが、出物があったので、手が出た。TBMのレコードはそれだけ魅力的な録音なのだ。 留守の間に届いていたので、深夜…
ひとつの録音データがある。随分昔に入手したコンサートのブート、41:34の記録。聴衆が録音した荒っぽいもの。 1979年6月23日のニューポート・ジャズ・フェスティヴァル。奏者はふたり。ジャコ・パストリアスとパット・メセニー。ウェザー・リポートの絶頂期…
18歳の秋だったろうか。1979年にジャズ・レコードを買いはじめて、山下洋輔のレコードを手にしたのは。スイング・ジャーナルをはじめて買ったのが 、6月くらいだったと思う。その直後の記事で、山下洋輔がニューヨークで公演し、アート・アンサンブル・シカ…
の太いが、それでいて繊細な響き、にすっかり魅了されて、表裏3回。ヒックスやマクビーの強いビートの上での激しいブロウを期待していたのだけど、違っ た。ゆったりとしたバラードでアルバムははじまり、大半がそんな曲。マクビーの図太いベースの上で自在…
今日届いたLP。グロスマンが吹くフュージョン、につい手が出てしまった。本家・本流(?)のジャズ奏者が出来心(?)で出した、ようなフュージョンには面白いものが多い、と思う。リーブマンなんかもそうだし、ジョー・パスのも面白い。要は、後ろのリズムが…
土曜日の朝にヴェトナムから帰って、そのまま職場に。日曜日も出勤。休めなかった休日の安息に聴いているのは、ベン・シドランのアルバム。1979年の発売。ボクがジャズを聴きはじめた年のアルバム。当時のスイングジャーナル誌に広告が出ていたことを微かに…
自分で面倒な性格だと思う。独りでいると孤独を感じ、誰かといると孤立を感じる。この冬はLPレコードを沢山手に入れて、グルーヴする感じを楽しんでいたのだけど、独りで聴くには何だか、という気分になってきた。 そんな事を考えていたら、独りで楽しい二人…
武田和命(ts), 山下洋輔(p), 国仲勝男(b),森山威男(ds) 1979年9月 坂戸市民会館での録音(観客なし,スタジオとして利用)
ふっと息をついたら、日曜の21時からはFM放送の「ゴールデンライヴステージ」があって、よくエアチェック(懐かしい)していたなあ、と思い出した。就 職してから忙しくて放送を聴く習慣がなくなってしまったのだけど、いつ頃までやっていたのだろうか?なん…
Bartók、Ginastera、Prokofievの流れは、是非ともFree Jazz、それもヨーロッパあたりの理屈っぽい音が好きなジャズファンには、絶対聴いて欲しい音が続く。
Jack DeJohnetteのSpecial Edition。二管のフロントが売り出しの頃で、とても気持よい音色で吹き抜いていく。フォーマットはFree Jazz。だけど、この頃のFree Jazzの音のPositiveなtoneを予定調和のなかに織り込んで、決して奏者の感情に任せていない。DeJoh…
Woody AllenのManhattan(1979)のsound trackのLP.いい演奏かどうか,はともかく,冒頭のRhapsody in blueとともに浮かび上がるManhatanは実在のManhatanよりもボクの中のManhatan.
数多いArt Pepperのアルバムのなかで,ボク的にベストはSo in Love のB面.ゆったりとした曲なのだけど,Pepperの魅力が凝縮されているように思うのだ.
LPの1枚目はトリオ演奏,2枚目はドラムとのデュオ.Art Pepperとの録音歴のある共演者たち.一言でいうとKlemmerの存在感が強く,共演者はカケラも聴こえてこない.デュオもトリオも関係ない.それ くらいKlemmerの集中力,トーンの力強さ,途切れない発想…
Stephane Grappelli:Young Django (MPS) Stephane Grappelli(vln) , Philip Catherine(g,R) ,Larry Coryell(g,L) ,Niels-Henning Orsted-Pedersen(b) 1979年録音 これは,かのDjango Reinhardtと演奏した巨人Grappelli,ということも知らず手にした一枚.二…