K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

2019

須川崇志トリオ@飛騨・古川: 解体されたような音の集合体が

昨年のアルバムで強い印象を残した本田珠也のIctus。そのIctusトリオのライヴが飛騨・高山であった。逡巡して行かなかったことが澱のように気持ちの底に残っている。そのIctusから1年後、Ictusのメンバーである須川崇志のOutgrowingが出た。これもまた強烈…

蓮見令麻: Abiding Dawn (2018-19) 超ジャンル的で浮遊する音の芯

寝ていると、身体的には疲れることはないので、眠りが不確かな感覚になる。3時間ほど眠って、2時間ほど覚めて、また3時間くらい寝る。覚めている時間は本を読んでいる。そして眠気が蘇るまで低い音で音楽を聴く。ゆっくりとフェードアウトしていく意識と…

Paula Santoro ,Duo Taufic: Tudo Sera Como Antes (2019) ミナスの街角クラブ曲集、となると

つい数日前にディスクユニオンの宣伝で試聴し、即購入決定。日本盤で高価なのだけど。ミナスの街角クラブ曲集、となると聴きたい衝動が抑えられない。ミルトンの曲は、ウェイン・ショーターのNative Dancerに掴まれて以来。1980年くらいのことだから、40年近…

Shuta Hiraki: Not Here, But There (2019) 入眠のための音楽(確かに)

SNSって、いい加減邪魔くさいし、中途半端なコミュニケーション感が気持ち悪い。しかし、なかなか切ってしまう訳にいかないのは、情報の膨大なフローのなかに、少しストックしておきたいものがある、からだ。 twitterでのよろすずさんのフローはそんな一つで…