K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ECM

(ECM1379) Keith Jarrett: Dark Intervals (1987) ソロの奔放さよりも

Keith Jarrett(p) Design: Barbara Wojirsch Engineer: Kimio Oikawa Producer: Manfred Eicher Digital Recording April 11, 1987 at Suntory Hall, Tokyo.

(ECM2615) Joe Lovano: Trio Tapestry (2018) ECM+ロヴァーノって、こんな感じで

Joe Lovano,(ts, perc), Marilyn Crispell(p), Carmen Castaldi(ds, perc) Recorded March 2018 at Sear Sound, New York Mixing: July 2018 at Studios La Buissonne

(WATT1) Carla Bley: Tropic Appetites (1974) 苦手だった70年代カーラだけど

Carla Bley(Voice, recorder], p, clavinet,org, marimba, celesta, perc), Michael Mantler(tp, tb), Gato Barbieri(ts, perc), Toni Marcus(vln),Howard Johnson(Voice, cl, b-cl, ss, bs, bass-sax, tuba), David Holland(b, cello), Paul Motian(ds, per…

(ECM1216) Pat Metheny: Offramp (1981) 曇天から晴れ間を覗くようなメイズの音世界に

Pat Metheny(g), Lyle Mays(p), Steve Rodby (b), Danny Gottlieb(ds), Nana Vasconcelos(perc) Recorded October 1981 at Power Station, New York

(ECM2644) Vijay Iyer, Craig Taborn: The Transitory Poems

ジャズ的な匂いは薄いのだけど、しかしジャズ以外の何者でもない、そこが面白いアルバム

(ECM 1733) Annette Peacock: An Acrobat's Heart

このアルバムでの静謐な空気感は何だろう

(ECM2342) Myung Whun Chung: Piano

既知・既体験の音から未知の音響体験を感じる

ECMの記事を整理(ECM1031〜ECM1040)

この10枚は1973年の吹き込み、1974年発売のものが多い。改めて驚いたのは、リピダル以外は米国の奏者。ECMはENJA以上に米国奏者中心のレーベルだったのだ、1970年代前半は。ここでNew seriesの萌芽的なキース・ジャレットのアルバムが登場している。リーブマ…

ECMの記事を整理(ECM1021〜ECM1030)

ずっと忙しくサボっていたが、ECMに関する記事の整理を再開。大体が1972年に収録し1973年に出したアルバム。この時点でNew Series的なクラシック方向以外は、その後のECMの原型のようなものが出揃っている。実に面白い。アイヒャーの考えの萌芽のようなもの…

米国のみのECM盤

米国のみのデヴィッド・バーンのECMアルバム

(JAPO60001) Mal Waldron: The Call

電気ピアノが存外に面白い

米盤のみのECM新譜レコード

ECMのレコード蒐集を完了したが、それも一瞬のこと。ストリーミング解禁で、明らかにCDからレコードに回帰しているように見え、次々とレコードが登場するので参っている。特にCDしかなかった盤がレコードで発売されることが多くなった。 そんな中で、驚いた…

WATTのこと、JCOAのこと

ついWATTのことをECMの傍系レーベルと云ってしまうが

ECMの記事の整理を再開

ECM

長くウダウダしていたが、ECMのLPレコード蒐集完了(Works除く)を区切りに、記事の整理、ストリーム音源の追記、未聴盤のアップをゆっくりすすめて行きたいと思う。 何年かかるのやら。 2019-11-2現在、ECM1024まで進んでいる。

ECMの記事を整理(ECM1011〜ECM1020)

引き続きECMの記事を整理。 この10枚でほぼ1970年代のECMの概要が固まっている。1971年から1972年の録音。チック・コリアやキース・ジャレットのソロ、ホランドのベース・デュオ。 面白いのは、主役は欧州ではなく米国の奏者であるということ。ボボ・ステン…

ECMの記事を整理(ECM1001〜ECM1010)

2015年頃に書いたECMの記事の整理を行っている。ECM1001〜ECM1010はまさにECMの創世記であり、混沌としたなかにある。アイヒャーが録音に関与しなかったものも多い。 だから、これらのレコードが物語るのは、IncusになったかかもしれないECM, Enjaになったか…

(ECM1064/1065) Keith Jarrett: Köln Concert

ケルンコンサートはボクがはじめて買ったジャズのLPレコード

昨日届いたECM盤

最後の2枚を除く6枚は、CD盤のレコードでの再発。やはりキースのあれ、とか、ニルスのこれ、とかは無条件に嬉しい。他の4枚含め、良い選盤。 あとの2枚は新譜。これでECMのレコード盤(New series, SP series)を含め揃った(積もり)。ゆっくりの4年く…

ECMのレコード蒐集(全部揃った、ように思う)

ECM

今日、ドイツから8枚のレコードが届いた。ECMの新譜、あるいはCDとして発売された旧譜がレコードの新譜として発売されたもの。数を纏めて直接注文すると送料が割られるので、実に手頃な価格で入手できる。 ようやくこれでECMのレコードを全て揃えた。ただし…

1970年代初頭、日本でのみ発売されたECM盤

稲岡氏が尽力されトリオと契約する前、ECMの国内盤は幾つかのレコード会社から発売されていた。その時期、ECM名で日本でのみ発売された音源がある。西独ではお蔵入り。現在のECMのサイトにも掲載されていない幻盤。うち一枚がクラシックというのが興味深い。…

ECM SPシリーズのディスコグラフィーと保有レコード

朗読が入った音源、SPシリーズ。僅か4枚で終了。

ECMの傍系レーベルCARMOのディスコグラフィー

[2019-09-06] 保有音源を追記。レコードはCarmoでなく、全てブラジル盤のもの。 [2019-08-29] ついでにジスモンチが主宰するCARMOも。ただし、欧米での流通がCarmoでブラジルはOdeon/EMI、日本ではボンバだったりする。イリオンド以来、リリースは中断してい…

ECM Worksシリーズのレコード

気にするか微妙だけど、コンピレーションであるECMのWorksシリーズのレコード: ECM Works Black series (12 inch LP)823 266-1 Jan Garbarek - Works 1984823 267-1 Gary Burton - Works 1984823 268-1 Ralph Towner - Works 1984823 269-1 Egberto Gismont…

今日届いたレコード(ECMのレコード蒐集)

カザフスタン!からレコードが届いた。ECMのレコードコレクションの最終局面になった。 これで、今年になってプレスされたレコード以外は全て独盤(西独盤)で揃った。 実はこのレコードが一番レアのような気がするが、どうだろうか。 勿論、ナポレ盤のような…

(ECM2549) Areni Agbabian: Bloom

Spotifyで聴いて、気に入ったので購入。ティグラン・ハマシアンに続くECMのアルメニアもの。内容もハマシアンのECM録音と同じような、アルメニアのフォークロアを淡い味付けにした環境音楽的なもの。ハマシアンのAtomosphereより、さらに淡色の音楽となって…

(ECM2642) Paul Bley: When Will The Blues Leave

ポール・ブレイのピアニズムを余すところなく、いや崇高とも思える部分を完全の捉えている。人の官能を揺さぶる音の輝り、のようなものに痺れている。ピーコック、モチアンが与える律動も純化したような美しさのなかにあって、もう何がなんだかの素晴らしさ。

ECM1400番台までのLPレコードを蒐集完了(訂正版)

ECM1400番台までのLPレコードを蒐集完了した。当初の蒐集目標だ。昔、泣く泣く選別して買うしかなかった学生時代の反動の大人買い、だろう。京都三条の十字屋店頭を飾った輸入盤の数々を思い出すなあ。 ECMのレコード(独盤)を集め出して何年だろうか。焦ら…

Tigran Hamasyan: Atmosphères (ECM 2414/15)

みで、単なるオリエンタリズムだけではない、深遠なる宗教曲の魅力に魅了された: しかし、このアルバムに及んで、ハマシアンのピアノの「キメのアルメニア旋律」のワンパターンさ、に気持ち悪くなった。そんな訳で、その後は聴いていなかった。 最近になっ…

(ECM1825) András Schiff: J. S. Bach/Goldberg Variations(2001) 典型的なECMの音ではなく

過去、シフのアルバム(バルトークだったと思う)を聴いてピンとこなかったので、聴かなかった奏者。一昨年くらいSちゃんに教えてもらって聴くと、実に甘露。コンサートの収録らしいが、そんな空気感はなく、緻密に音が入っている、そして一音一音が粒立ち、…

(ECM 2613) David Torn, Tim Berne, Ches Smith: Sun Of Goldfinger (2015, 2018) 冷たい昂奮

先日に続き、トーンのアルバム。 前作であるOnly skyの音世界に、バーン、スミスも溶け込んでいる。いや、溶けてはなくて、様々な方角に鋭い切っ先を向けているような感じ。予定調和的な次元ではないのだけど、上位層で構造化(作曲行為)がしっかりされてい…