K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jazz: Bill Evans

Bill Evans: Moon beams (1962) 今夜のモノラル盤

Bill Evans(p), Chuck Israels(b), Paul Motian(ds)

Bill Evans: New Conversations (1978) そのゴツゴツした音が

Bill Evans(p, key) Recorded at Columbia 30th St. Studio, New York, January 26, 27, 28, and 30, February 13, 14, 15, and 16, 1978. Mastered on the CBS DISComputer™ System, Columbia Studios, New York.

ECMの録音、非ECMの録音(ピアノへの違和感)

昨日、出勤前に聴いた一枚目のECM盤と二枚目のElectra盤。 ECMの録音がかなり「強く」音場の空気を伝えていることがわかる。息遣いが伝わる、というコトバそのもの。キースの呻き声もはっきり、またベースの軋みもリアルだ。そして残響も強い。ピアノの音の…

Bill Evans, Jim Hall: Undercurrent (1962) 力強い「対話」のあり方

Bill Evans(p), Jim Hall(g)

Bill Evans:  Live’80

エヴァンスのレコードを緩くフォローしているのだけど、再発がとても多く、ここ2年くらいで随分買ったような気がする。どれも演奏は水準を超えていて、その意味で購入には後悔はないのだけど、録音にばらつきがある。 Resonance recordsのものは、それなり…

Bill Evans: Consecration The Last Complete Collection: 確かにレコード最末期の良さ

Bill Evans(p), Marc Johnson (b), Joe LaBarbera(ds) The Final Recordings, Live at Keystone Korner, Aug. 31 - Sep. 7, 1980

Bill Evans: Evans in England

またもやResonance recordsから出たエヴァンスのアルバム。それにしてもRecord Store Daysとあわせ、予約不可で煽る商法はイカンなあ。もっと落ち着いて購入できるようにして欲しいなあ。先般のドルフィー盤で懲りたから、後日にネットで購入したが。それに…

Bill Evans: Complete Live At Ronnie Scott's 1980

Bill Evans: Complete Live At Ronnie Scott's 1980 (1980, Gambit Records)(Disc 1)1. Emily 5:332. Days Of Wine And Roses 8:253. Knit For Mary F. 6:074. Like Someone In Love 7:065. Your Story 3:566. Stella By Starlight 8:267. My Man's Gone Now…

Time Remembered: Life And Music Of Bill Evans (2015) 仄かな血の匂いのようなもの

随分と前から入手していたが、ようやく、ゆっくり観た。音楽系の映像は案外苦手、なのだ。眼が弱っている、からね。 演奏風景は既存ヴィデオからの抜粋で面白くない。しかし、彼の生涯をなめるように追う、インタビュー主体の映像は見応えがあった、そして息…

Bill Evans: Another time (1968) 狭い空間での演奏が、聴者との距離の近さを感じさせる

昨日、On a Monday eveningと一緒に届いたレコード。RSD対応の本作と同梱の発送にしたので、On a Monday eveningの入手が一月遅れた。しまった! こっちが面倒くさいイヴェントRSDに合わせて発売されたレコード。このような形でプレミアム的に出されてもなあ…

Bill Evans: On a Monday evening (1976) 破綻する手前まで弾き込むような、迫力

近年のエヴァンスの発掘盤の多さ、それもブート的なものでなく、には驚く。それをレコードで入手する意味はいささか疑問なのだけど、ある種の惰性だから仕方がない。ただECMの新譜をレコードで聴く、あの気持ちよさを思い起こすと、全く無意味でもない、とも…

Bill Evans: The Solo Sessions Vol. 1 (1963) 軽い退廃的な空気、の美味しさ

レコードのことが気になると、勢い古いオリジナル盤に眼がいく。実際、薄皮が剥がれたような音を目の当たりにして、何を聴いていたのだろうか、と思うことも多い。とりわけ楽器の放つ音響的な側面に意識が行けば、尚更である。 問題なのは、そのような意識に…

Bill Evans: Conception (1956, 1958, 1962) 1981年当時の未発表テイク、ダニーボーイ

美味しい記事が出るブログを読むのは楽しくも、過剰な物欲が刺激され困る。最近は煩悩に従順な日々を送っているのでなおさら。このアルバムもそう。 かなりマメにエヴァンスのFantasyやMilestoneのre-issueは入手したと思っていたが、漏れていた。このアルバ…

Bill Evans: Trio '65 (1965) VerveのRudy Van Gelder2

ラファロ後のエヴァンスはあまり沢山は聴いていない。それでもチャック・イスラエルとの演奏は決して嫌いでは無くて、エヴァンスのピアニズムを聴く、という観点では歴代ベーシストなかで一番じゃないかと思う。サポート役に徹していて、エヴァンスがゆった…

Bill Evans: Some Other Time (1968) 改めて聴き直す

どうも肯定的には書いていない前回の内容が気になっていた。ゆっくり聴き直したい、と思っているが、時間があまり取れない。 そんなことを思っているうちに気がつくと6月。あまり昂奮せずに平常心でレコードをターン・テーブルにおいてみる。あまり前提条件…

Oliver Nelson: Blues And The Abstract Truth (1961) ジャズが好きなんじゃなくて

出歩いてばかりいて、家をずっと空けていた。 で、帰ってきてからレコードをかけている。ジスモンチ、吉沢元治、高橋悠治/三宅榛名まできて、急に、コレが聴きたくなった。 ふっと思ったことは、ジャズが好きなんじゃなくて、ジャズを聴く自分が好きなんじゃ…

Bill Evans: The complete Village Vanguard Recordings (1961 ) 幾つめの音源だろうか

幾つめの音源だろうか。Waltz for Debby。LPレコ−ドは、昔買ったビクター盤、Milestone2枚組のVillage Vanguard Recordings、亡父のOJC盤もあったような気がする。勿論CDもあって、更にDL販売の高分解能音源(96kHz、24bit)。さらにはモノラル・プレスのLPレ…

Bill Evans(そしてSteely Dan) on Piano Jazz @NPR 旅先での音楽

旅先でEvansを聴きたくなった。ホテルで仕事をしている。ふっと思い出して、NPRのマリアン・マクパートランドの番組を探してみた。 彼女は2013年に95歳で亡くなったが、最期まで番組をやっていたのじゃないかな。ゆっくりとした語り口で、ゲストとまったりと…

Miles Davis - Jazz Tracks, side-B (1958) エヴァンスが入ったマイルスの録音

昨日、お茶の水で買ったレコード。1958年のセッションが納められている当時のプレスと知り、欲しくなっていた。 エヴァンスが入ったマイルスの録音はそんなに多くなくて、Kind of Blueのほかは正式なスタディオ録音はなくて、ニューポートのライヴや死刑台の…

Monica Zetterlund and Bill Evans: Waltz for Debby (1964) あの映画が金沢に

先週末は東京にいて、勿論、レコード買い。購入衝動はピークアウトしたので(本当か?)、気になるレコードをボツボツ購入している。 これは、そのなかの一枚でできれば原盤を入手したいと思っていたけど、かなり高価。まあ日本盤でいいかなあ、と見かけたの…

Bill Evans: I Will Say Goodbye (1977) 34年目の秋

昨日からBill Evansがこの世を去った日だとSNSが告げている。34年目の秋が来た。 だから今日の仕事場の音楽はビル・エヴァンス。当時、全くと言っていいほど話題にならなかった70年代のエヴァンスだけど、なかなか素晴らしい。昨今のジャズを先取りしていた…

Bill Evans: Alone (Again) (1975) 今日は夏休み気分で@Cowry Coffee

先週末から、ふわっと夏休み気分。勿論、仕事はあって、気分だけの夏休みなのだけど。 そんな訳で気分だけでもふわっとしたかったので、仕事の後、久しぶりにK君のCowry Coffeeへ。閉店間際に滑り込んだ。夏枯れで客足も今ひとつ、と云っていたからね。 とこ…

Bill Evans: The 1960 Birdland Sessions (1960)

Bill Evans: The 1960 Birdland Sessions (1960) 1. Autumn Leaves 2. Our Delight 3. Beautiful Love / Five (Closing Theme)4 4. Autumn Leaves 6:48 5. Come Rain Or Come Shine / Five (Closing Theme) 6. Come Rain Or Come Shine 7. Nardis 8. Blue In…

Stan Getz & Bill Evans(1964) 強靭なリズムのうえで

エルヴィンの強靭なリズムのうえで、ピアノとテナー・サックスが唄う素晴らしいアルバム。ビル・エヴァンスのLPレコード蒐集のなかで、比較的最近に入手した一枚。唄うように、しなやかな演奏、ときとしてムーディーな音楽に聴こえてしまうのだけど、そう聴…

Incredible piano tone of Bill Evans on Riverside (Jazz会#28)

ビル・エヴァンスが亡くなって33年。51歳でこの世を去ったエヴァンスの初リーダー作は1956年で27歳。僅か24年の時間のなかでアルバム発表をしていたことを改めて認識し、驚いてしまう。短くも儚い。

Kronos Quartet: Music of Bill Evans (1985) 虚空に手向けられた花のような

ビル・エヴァンスの楽歴の初期、Riversideのアルバムをプロデュースしたオリン・キープニューズがエヴァンスに捧げたもの。演奏はライヒとかグラスなどの現代曲の演奏で知られるクロノス・カルテット。弦楽で聴くエヴァンスのピアノ曲が並べられている。ゴメ…

雨上がりの朝に:The Best of Bill Evans(1969頃)

雨があがった月曜日の朝。南から雲が沸き続けていた。 カーテン越しにも雲が流れていた。 窓から光が溢れる部屋に籠もってレコードを聴き続けていたかった。 そのとき聴いていたのはビル・エヴァンスのベスト盤。Verveの幾つかの盤から楽曲が選ばれ、当時の…

Bill Evans: JAZZ625 (1965,BBC) 観るエヴァンスの音

今日もエヴァンス。忙しくて、あまり自宅に居ないのだけど、居るときはエヴァンスを聴いているから仕方がない。 博多に出かけたときに、勿論、レコード屋に出かけた。勿論、LPレコードを何枚か持ち帰ったのだけど、珍しく中古のDVDを2枚買った。1枚は電化…

Bill Evans:Intuition (1974) 未だ解かれず

年度の後半を迎え、のんびりとした気分がトンだ。そんな訳で遅くまで働く日々。 Riversideのモノラル・プレスのレコード盤を揃え,なんとか「LP欲しいの縛り」は解けつつあるのだけど,「Bill Evansの罠」には落ちたまま。脚に縛り付けられた鎖は,未だ解か…

Riverside RecordsでのBill Evans:手元に揃った当時のレコード盤

この数ヶ月の課題(?)であったRiverside RecordsでのBill Evansのアルバム、の最後の1枚も。Sunday at the Village Vanguardが届いた。旅行中に、Waltz for DebbyとExplorationsも入手していたので、なかなか価格面で難しいラファロとのトリオも全てモノ…