K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Jazz: Thelonious Monk

Thelonious Monk: Monk's Dream (1963) そう何もかも良い条件が揃ったアルバム

Thelonious Monk(p), Charles Rouse(ts), John Ore(b), Frank Dunlop(ds) Producer: Teo Macero Recorded on Oct. 31, Nov. 1, 2 & 6, 1962, at Columbia 30th Street Studio, New York City.

Thelonious Monk : Thelonious (1952) 後年よりもずっと軽やかな

Thelonious Monk(p), Gary Mapp(b), Art Blakey (ds onA1 to A4), Max Roach (tds on B1 to B4) Engineer: Rudy Van Gelder Recorded in Hackensack, NJ; October 15, 1952 (A1 to A4) and December 18, 1952 (B1 to B4).

Thelonious Monk: Live! At The Village Gate (1963) ラウズもいいじゃない

Thelonious Monk(p), Charlie Rouse(ts), John Ore(b), Frankie Dunlop(ds) Recorded November 12, 1963.

The Canadian Concert Of Thelonious Monk (1965) 大受けのライヴで弾くモンクを聴く

Thelonious Monk(p), Charlie Rouse(ts), Larry Gales(b), Ben Riley(ds) Recorded at Place Des Arts, Montreal, Quebec, Canada, August 21, 1965.

Thelonious Monk : Monk(1965) コロンビア盤のモンク

Thelonious Monk(p), Charlie Rouse(ts), Butch Warren (b on B3), Larry Gales (b on A1 to B2), Ben Riley(ds)

Thelonious Monk: Thelonious Alone in San Francisco (1959) 緩く美しく

Thelonious Monk(p) Recorded in San Francisco; October 21 and 22, 1959.

Thelonious Monk: Big Band And Quartet In Concert (1963) モンクのアルバムはモンクを聴けるという一点において

楽しいアルバム。この1週間、ターンテーブルに乗り続けている。録音の良いコロンビアのモノラル盤。アンプが暖まる程、音圧が高まっていく。リヴァーサイド盤と比べ、コロンビア盤は「名盤ガイド」でもあまり薦められないためか、安く買ったが、これがいい。…

Thelonious Monk: Piano Solo (1954) 10インチ盤のLPレコード

昨夜、cowry coffeeにて、大音量で鳴らしてみた。やはり良い。深い打鍵の音が深い満足を与える。明らかに、昔に買った日本盤(徳間音工)と音の質が違いすぎる。確かにモンクのピアノの音がリアルに記録されているのだ。 古レコードに固執する必要はないよな…

名古屋・バナナレコード Jazz syndicate:遂に手を出したモンクのエリントン(最初のプレス)

岡崎の後は名古屋へ。この半年、悩みながら手を出していない盤があった。今回出かけて、売れ残っていたら、持ち帰ることにした。 ピアノ・コーナーをみて、なかなか出てこなかったので遂に売れたか、と思っていたのだけど、最後の最後、顔を出した。モンクの…

Thelonious Monk: It's Monk's Time (1964) モンクのピアノが最大限映えるように

連休中にコロンビア時代のモンクを聴こうと、棚から取り出した。 結局、多事ににかまけ、聴いたのはコレ一枚。 ジャズを聴きはじめたとき、ディスクガイドを幾つか読んだが、モンクで紹介されるのは1960年頃まで。Riversideが中心じゃなかろうか。どのアルバ…

Columbia時代のThelonious Monk(1962–1968) ちょっと整理

Columbia盤は、ヴァン・ゲルダー録音のBlue NoteやPrestige、あるいはロイ・デュナン録音のContemporaryのようなある種の「ジャズレコードとしての神話」はないが、総じて録音は良く、はっとするようなモノが多い。マイルスのアルバムを並べて聴くと、Blue N…

Thelonious Monk Plays Duke Ellington (1955) RVGの刻印

このアルバムでは、Blue Noteでのデフォルメしたような、かなり味付けの濃い録音ではなく、ビル・エヴァンスのアルバムと同じように、比較的、透明度が良好な、バランスの良い録音。あからさまなイコライズはされていなくて、ピアノも自然に響いている。モン…

Thelonious Monk: Les Liaisons Dangereuses 1960 (1959) 今年のRecord Store Day

今年のRecord Store Dayでの買い物。バンコク滞在中に、売り出し日であることを思い出し、慌てて(絶対レコード屋に出かける)S君・Nちゃんに購入を頼んだ。高価で重たいモノを有難う。 これは1960年のフランス映画「危険な関係」用にスタディオで吹き込まれ…

Thelonious Monk : Piano Solo (1954) モンクの端正なピアノ

昨日、受け取ったLPレコード。スペインの古レコード屋から届いた、60年前にフランスでプレスされた10インチ盤。好きなセロニアス・モンクのソロ。村上春樹の近著でも取り上げられていて、彼の学生時代の愛聴盤だったがレコード棚から消えてしまったらしい。…

Thelonious Monk: The London Collection Volume 1(1971) あの本を読んだから、じゃなくて

夜明け前に、また目覚めた。しばらく白んでいく空をみてから、コヒーを入れた後、針を盤面に下ろした。気が付くと、戸外は随分と明るくなってきた。 一ヶ月くらい前にお茶の水で買ったLPレコードをようやく聴いている。セロニアス・モンクのソロ、って書くと…

Thelonious Monk: The Unique (1956) 死者の与うる揺らぎ

やはりモンクは好きだ。正反対のエヴァンスとモンクが好きだ、というのは可笑しい感じもするが、脳内快感器官が幾つかあって、異なる器官が「イイ」って云っているように思える。だけど、二人とも共通するのはピアノの響きの美しさ。古いプレスのLPレコード…

Thelonious Monk: Solo Monk(1965) 砕け散った音の行方

ボクはモンクのソロが大好きで、1940年代のヴォーグ盤は随分と聴いている。現代音楽に期待すること、未だ知らぬ美しいオトへの希求、のようなことと、案外同じことをモンクには期待している。 ふらついているようで、強いタッチの疎なる音がまばらに響く。で…

Thelonious Monk: Solo on Vogue

VogueってあのVogue.だからパリ録音.冒頭の'Round About Midnightを聴き始めると,訥々とFluctuateしながら綴られていく音がいきなり弾けてしまって,何処かへと散っていくような軌跡だけを残し ていく.寡黙な音と音の間でも静かにFluctuateするモノクロ…