K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Live/Spot

東京・御徒町「CAFE INCUS」その怖ろしい名前とは違って

昨日は仕事前にジャズ喫茶。なんと午前8時から開業している店がある。しかも、その名はCAFE INCUS、分かる人には分かる、亡きディレク・ベイリーとエヴァン・パーカーの即興音楽レーベル。(多分)ジャズですらない。 Blue NoteとかPrestigeとか、マイルス…

富田祥 チェロ・リサイタル@金沢・アートホール

昨日は金沢・アートホールで富田祥さんのチェロ・リサイタル。 J.S.バッハ: 無伴奏チェロ組曲第5番ハ単調BWV.1011 ショスタコーヴィッチ:チェロ・ソナタ二単調 作品40 ラフマニノフ:チェロ・ソナタト単調 作品19 ピアノは相方の浅井隆宏さん。会場には知り…

Lotte Anker, Ikue Mori, 巻上公一@もっきりや(2/27)冷めた狂気と熱い正気が交叉するような

最近のニューヨークで録音されたimprovised music/free jazzのアルバムにIkue Moriという名前がcreditされているのに気がついたのはいつ頃だろうか。昨年のテイボーンとのアルバムは素晴らしく、音空間の歪み、のようなものを与え、その裂け目から星のカケラ…

夢十夜 in cowry coffee (2/12) 雪に閉じ込められた静寂のなか

連休中も悪天が予想されたのだけど、現時点では厳しくはない。幹線は除雪状況も大丈夫なので、cowryに朗読+チェロとピアノの演奏を聴きに行った。 第一部は、演奏そして朗読の組み合わせを3回。第二部はチェロとピアノの演奏。 全般で云うと雪に閉じ込めら…

豪雪の中のcowry coffee

cowry coffeeがある辰巳町の積雪は160cmだそうだ。しかし町会がしっかりしているそうで、生活道路の除雪は完璧。難なく来ることができた。 多分、客いないだろうな、という陣中見舞い。 今日はフリードマンのサークルワルツ原盤持参。美音を大きなスピーカー…

新潟・JAZZ FLASH: VITAVOX CN191、新潟へ行くmotivation急上昇

昨日も開店早々のJAZZ FLASHへ。ゆっくり音を聴きたかった。 金沢のジャズ喫茶・バーと比べると、全く次元が違う音がする。いい、悪い、という語法での次元が違う。比較できない音。金沢のジャズ喫茶・バーは、JBLあるいはTANNOYであり、自宅の音の延長線に…

新潟・古町:五郎からJAZZ FLASHへ

昨日は新潟が誇る?自称ジャズ・オタクのSさんの新潟を案内頂いた。まずは少し一杯。古町の五郎。 4日連続の厳しい仕事なので、ボクにしては酒量控えめ。最近の奏者の素晴らしさ、の話題が中心。 その後、ジャズ喫茶swanに向かうが既に閉店。JAZZ FLASHへ。…

吉田野乃子@東京千駄木Bar Isshee 太さ・スムーズさ

まあ堪らんほどの忙につぐ忙の中、閑あり。千駄木にやってきた。今週は金沢で来客・会食2件の他、東京での仕事・懇親会もあったので、疲労困憊の体だ。それでも神保町での懇親会が19時で終わったので、いそいそと地下鉄で千駄木に向かった。会場が分からな…

千駄木にて

まあ堪らんほどの忙につぐ忙の中、閑あり。千駄木にやってきた。

イクエ・モリが金沢にやってくる(2/27 もっきりや)

イクエ・モリが金沢にやってくる(2/27 もっきりや)。 ロッテ・アンカー(sax) モリ・イクエ(electronics) 巻上公一(vermin,voice) 本当はリンゼイとのDNAとかから語らなきゃイケない方だと思うのだけど、ボクの守備範囲外。最近のアルバムでの音空間構築の…

Gjertrud Lunde 21世紀の今の音、そのもの

平賀さんに誘われ出かけたのだけど、まさかの素晴らしさ。K君も来ていて、「ピアニストはECMのBlack IceのWolfert Brederodeですよ」 って云われても、最近は奏者の名前がさっと入らない。ヴァスコンセロスなんてスペルも書けるのに。加齢。 北欧の歌い手に…

山中一毅カルテット

昨夜はYさんの誘いで、もっきりやへ。ドラムの大村さんが注目、だそうだ。 最初、ジョー・ヘンダーソン、サム・リヴァースの曲ではじまった。所謂新主流派的な選曲なのだけど、攻撃的ではなく、ゲッツのsweet rainに近いような、少し力が抜けたようなサック…

大口純一郎トリオ@もっきりや、それと少しだけあの話

10月15日の夜、もっきりやでのライヴ。昨年に続き、大口純一郎(p)、米木康志(b)、 本田珠也(ds)のメンバー。行かない訳にはいかない。濃密なジャズ空間に浸ることができる。 先月に続く米木康志、 本田珠也。ビートを叩き出す、その強度の強さには、毎度…

Dinu Lipatti: Chopin/ Waltzes (1950) cowry coffeeで聴いてみた

先日、富山のレコード屋でSちゃんが買ってきた日本盤がとても良かったので、それではとUK盤を購入。大量に流通している盤なので、UKからの送料を含めてもCD1枚分。 1950年にジュネーブのスタジオで収録されたもの。当時は12インチのLPレコード普及前(だよ…

ZEK3(本田珠也、清水くるみ、米木康志)@もっきりや

もっきりやでは、本田珠也のトリオ・ZEK3。あと清水くるみ(p)、米木康志(b)。 2年近く前、ケイ赤城トリオで初めて本田珠也を聴いて、そのドラミングに度肝を抜かれた。その後、昨年は大口トリオ。 すっかり、その迫力、は勿論なのだけど、緩急のキレが快感。…

Andre Mehmari - Juan Quintero, Klo Pelgag (Sukiyaki meets in the world) 彼らの唄、北陸の風土

K君に誘われて、メマーリとキンテイロのライヴに出かけた。富山の旧福野町(今の南砺市)にあるヘリオス。 ブラジルのメマーリと、アルゼンチンのキンテイロという意外な組み合わせ。ありそうで、有り得ない気もする。コトバが違う。ただ、音楽的なベースが…

両国RRR:今井和雄/the seasons ill発売記念 アルバム未使用音源を大音量で聴くイベント

今井和雄の最新作the seasons illが出た後、幾つものサイトで激賞されている。 早速入手して聴いてみたが、凄いと思いながらも、なんかピンとこない部分がある。実は先日書いたとおり、improvised music寄りのギターに快感を感じるような脳内回廊ができてい…

吉田美奈子、森俊之、井上陽介@もっきりや

もっきりやで、吉田美奈子のライヴに行ったのは2回目。やはり、もっきりやの平均客数(?)の4倍くらいの混み具合。違う店、みたい。 ライヴで聴く井上陽介のベースがとてもグルーヴする感じが良かった(渡辺香津美のとき)ので、行くことにした。勿論、期…

坂田明、ジム・オルークが金沢に!(6/24 備忘!)

坂田明の近作がレコードで出ている。気になっていたので入手した。 1970年代のアルバムでの演奏は山下洋輔トリオからの切り出し、の雰囲気で、スピード感一点張りでいささか変化に乏しい印象がある。 1980年代のものは入手したが、まだ聴いていない。宴会芸…

橋本一子、中村善郎のコンサート(streaming音源)

重篤な橋本一子ファンのH松さんに教えてもらった、橋本一子、中村善郎のコンサート(streaming音源): JazzToday - 橋本一子&中村善郎 LIVE 期間限定みたい。良かったですよ。ただの緩いボッサ、ということでもなくて、キラっとピアニズムが光る。

野沢美穂(p)&ファビオ・ボッタッツォ(g)のデュオ@もっきりや・今夜

今夜のもっきりや。新潟から来られる野沢美穂(p)&ファビオ・ボッタッツォ(g)のデュオ。結構、ピアノとギターのデュオは好物。古のエヴァンス・ホールまで遡らなくても、最近ではハーシュ・レイジなんかも良かった。という訳で、聴きに行きます。 (忙しくて…

新宿西口19時

仕事で夕刻から東京へ。人混みに揉まれ、疲れる。 ふっと、35年前の秋、ここに人を大勢集め、冷たいトランペットを浴びせかけた奏者が居た、ことを思い出した。

Nakama (from Norway) @もっきりや:まだ見えぬ先を指向する奏者達

誤解を招くかも知れない、のだけど、演奏そのものの面白さ、よりも演奏で指向していることの面白さ、を強く感じた夜だった。 最近、強く感じ、そして面白がって聴いているのは、新しい世代の奏者達が作る音空間。明らかに、単なるグルーヴや、単なる即興や、…

Nakama (from Norway) at Mokkiriya, Kanazawa: Short message to Nakama players

To Nakama players: I appreciate all of you for incredible sounds. I still am with your beautiful sounds by vinyl records as above ! I have strong intension on the post-improvised music or post-free jazz as one listener. At present time, we…

大口純一郎、米木康志、本田珠也@金沢・もっきりや(10/3)粒立つ美音

昨年のケイ赤城トリオでの本田珠也が印象的であったので、今年もでかけた。大口純一郎トリオ。大口純一郎は1970年代からの長いキャリア、なのだけど、今まで聴く機会はなかった。 印象的であったのは、もっきりやのピアノを美しく鳴らしていたこと。今まで聴…

TaxiWars@もっきりや: 21世紀の殺伐とした空気感を

TaxiWarsはベルギー出身で、ニューヨークでも活動歴がある奏者達のバンド。ジャズが骨であるがヴォーカルはロック、とか、パンクの味で、時にはラップも。21世紀のフュージョンって、こんな感じかな、という面白さ。 TaxiWars: Tom Barman (vocals) , Robin …

ミュージック from ノルウェー 2016 ツアー@もっきりや(10月4日)

もっきりやの平賀さんから、ライヴの予告を頂いた。 北欧のジャズを中心とした先鋭的な音楽をプロモートされている大澤さんのアレンジ。仔細は下記サイトで: 10/4 (火) 金沢 もっきりや 19:00 開場 19:30 開演 Monkey Plot + Vilde & Inga前売 3,000円 …

八ヶ岳ジャズフェスティバル@1986〜87年頃

古いダンボール箱、使わなくなったフロッピーディスクとかガラクタが入っている、を少しだけ整理したら古い写真が二葉出てきた。小さな手札判の白黒写真。昔、キャノンのAE1を買って、山の写真を撮りに行ったりしていた頃だ。 ドラムは森山威男、サックスが…

渡辺貞夫:Live in Nemuro 1977 (1977) ネムロ買い、の一枚

とにかく聴いて欲しいと思う。1980年頃、各地で開催されたジャズ・フェスティバルで聴くことができた日本のジャズの空気が詰まっている。apple musicでも聴くことができる。

シャソールが日本に来る、でも

昨年、随分とはまったシャソールが日本に来る。最近は全く駄目で、ジスモンチも逃したが、聴きたい、と思った。 ところが東京、大阪ともに既に変更不能なスケジュールがはめ込み済み(そんなに多くない変更不能案件)。まったくもって、ダメダメなのだ。 ラ…