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昨冬,12月の初旬,すなわち忘年会たけなわの頃合いに県外からの客があり,伝統の料亭”つば甚”で会食とあいなった.ちなみに今回は自腹(イタッ).江戸時代から続く金沢で二番目に古い料理屋さんだそうで(一番目の名前は忘れた)...松尾芭蕉が逗留したという商家の部屋も移築しているそうだ.
寺町の少し寂しい通りに面し,どっしりと迎えてくれる感じだった.入ると,鐘,太鼓,三味線の音が,いきなり時代劇の気分にスリップ.二階の宴席(スゴイ)だそうで,覗きたくて仕方がなかった!
総括すると,お料理は美味しく,いくつか印象的なものもあり,本当にポイントが高い.お料理もいいのだが,周りと全く違う時間が流れていて,非日常性を強く感じるところが,歴史だなと思った次第.自腹も傷んだが,全く納得の世界でありました.
あとは写真でつらつら.
お部屋への廊下はこんな感じ.侍でも出てきそうな.
部屋にはこんな額が
前菜.小さな蕪寿司がとても美味しい.
刺身の写真は撮りわすれて,蟹のはいった蒸し物.とろみとあわせて絶品.
揚げ物
昆布の入れ物での魚の煮物.昆布の入れ物も美味しくいただける.
治部煮.
小振りだけど堪能の”香箱蟹”.くい飽きない.
最後はふぐの粕漬けをのせた茶漬け.これは美味しかった.
結局,最後はやっぱり片町.寺町台地のうえの”つば甚”から蛤坂をおりて行きました.犀川大橋では大きな月が笑っていました.