K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Woody Shaw: Stepping Stones

Woody Shaw: Stepping Stones (1978, Columbia)
A1. Stepping Stone (Woody Shaw) 8:35
A2. In A Capricornian Way (Woody Shaw) 11:03
B1. It All Comes Back To You (Onaje Allan Gumbs) 10:16
B2. Seventh Avenue (Victor Lewis) 8:24
B3. Theme For Maxine (Woody Shaw) 0:58
Woody Shaw(cor, flh), Carter Jefferson(ts,ss), Onaje Allan Gumbs(p), Clint Houston(b), Victor Lewis(ds)
Recording: Tom Arrison
Mixing: Don Puluse
Producer: Michael Cuscuna
Executive-Producer: Maxine Gregg
Recorded live at the Village Vanguard, August 5 & 6, 1978

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ボクにとって特別なアルバム。

まっすぐな70年代ジャズの熱い名盤。はじめて聴いたのは京都にあった52番街というジャズ喫茶。すぐ十字屋まで買いに走った、ことがつい先日のように思える。

これを聴くとヴィレッジヴァンガードではなくて、京都のあのジャズ喫茶の空気、LPを立てかけてあった椅子、調度品、濃い紫煙などを想い出す.早々にこの52番街はなくななったが。もっとも今では「しあんくれーる」までなくなっているようだから,今は昔の話。

演奏はバンド一丸で70年代ジャズの音でまっすぐドライブしているから気持ち良く聴くことができる。ジャケットの写真が、ショウの好調さを良く伝えている。ショウの経歴の頂点じゃなかろうか。

ショウのトランペットは鋭さよりも柔らかさを感じさせる音響ではあるが、一音一音のキレが音響以上に鋭さを与え、その速度感に痺れてしまう。カター・ジェファーソンのサックスも実に良く追随していて、徐々に昂奮を高めていく。いいなあ。リズムセクションは軽量級の感があるが、管の勢いがそんな印象を吹き飛ばしている。一曲目Stepping Stoneの仕舞いのヒットに今宵も痺れている。

ちなみにCDジャケットは変わっていて、さらに曲目は増減があって、似て非なる仕上がりになっている。同じアルバム、とは思えない。

    1. Stepping Stone
    2. In A Capricornian Way
    3. Seventh Avenue
    4. All Things Being Equal Are Not (追加)
    5. Escape Velocity (追加)
    6. Blues for Ball (追加)
    5. Theme For Maxine
何故か It All Comes Back To You が無くなっている。 

ステッピング・ストーンズ(期間生産限定盤)

ステッピング・ストーンズ(期間生産限定盤)