金沢・木倉町「六味一滴」 ウワサの料理屋さんに出かけました
僕は金沢に来てまだ半年強なんだけど,仕事が変わったこともあって,僕の中で一つ大きな変化があった.それは出張がダンダンと面倒になってきたこと.前の仕事ではオフィスに座っていることが嫌だったから,週に一回は出かけることにしていた.海外も大好き.だから,前のパスポートは9年半で60回近くの出国スタンプが押してあった.仕事はドコにでもある.作るものだ.
まあ仕事の予算が大幅に少なくなったこともあるが,それ以上に金沢以上に楽しい処が案外少ないことを知ってしまっているのである.精神的引きこもり,の危機に瀕している,困ったような嬉しいような日々.まあ長い間,住みたかった土地だからね,良かったのだけど.そう,川の向こうに雪嶺がみえるような街,に住みたかったのだ.
金沢に引っ越してからも相変わらず出張が必要な仕事は案外あるのだけど,とりあえず「金沢でやらない?」と聴くことにしている.大体,8割くらいは賛同してもらえる嬉しさ,と恐怖.恐怖の理由は,出張じゃないと100%自腹呑みだからね,とてもとても傷む.嬉しいけどね.
そんな訳で先週の金曜日7日は金沢で会合.日本各地からお客様7名を迎えた.早くからこられた1名と早くから呑みを開始.予熱のため明るいうちに「寺喜屋」さんへ.そのあとは,galetassoのNさんご推奨の「六味一滴」へ.二階の広間を貸し切りにして頂いて,食事で会議.とてもとても雅な感じで,皆様に喜んで貰えたので嬉しい.お料理は写真をみて頂きたいのだけど,とてもお酒がすすむ,洒落た品々が並ぶ.眼が楽しくて万華鏡を覗くような感じで,わくわくしながらお料理を口にする感じが楽しかった.この春はアチコチ,フレンチといわず,イタリアンといわず,和食といわず,まあ加賀の山菜や筍とか美味しく頂いて,嬉しい.
その後,主力部隊は東山の「照葉」に送り出し,僕ともう1人は遅れてくる1人を待つためquinaseへ.合流後は食事を兼ねて「粉」.飲み足りないからgaletassoと,なんとも金沢から出ることが出来ない理由を噛みしめるような相変わらずの夜だった.やっぱりね.