K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金沢・秋の気配を感じながら犀川河畔を走る朝,秋の雲に包まれた十五夜の月,チコリーニの月の光


秋の雲が広がり,犀川に翳りと弱い光がもたらされていた.水面に映る空のほうが,透明度が高く,面白い光景だった.
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季節の変わり目には体調が狂いやすく,はっきりとしない日を送ることが多い.ボクの場合,殆どの時間を独りで過ごしているから,気分が変調を来しそうな感覚がある.だから,まず身体活動を活発化することで,体も気分も護っている.お休みには山に登って,平日朝には,週に2〜3回,10km/回くらい走る.身体活動が行き過ぎると,今度は眠れないから,なかなか難しいのだけど.

自宅前の空をみると秋の雲が広がっていた.懐かしい空をみて,引っ越してきて1年になることを知った.いよいよ二巡目の季節にはいる.


犀川河畔を12kmばかり走ったのだけど,空気がすっかり変わっていた.犀奥の方角から下流に向かって流れる風が案外強く,その冷ややかさがとても気持ち良かったのだ.だから殆ど休まず12kmを走り抜けることができた.(雪見橋から若宮大橋の間)

日中はやはり真夏そのものだったのだけど,日没の後,秋の雲がどこからともなく戻ってきた.そして十五夜の月を影絵のように演出しているのだ.

 

さてボクは金沢に持ち込んだLPレコードを静かにかけている.友人から貰い受けたAldo Ciccoliniのドビュッシー集がとても気分に合って,気持ち良い.月の光Clair de lune(Suite Bergamasque )も入っているし.結局,今宵もまたそんな話になってしまうのだけどね.(今日,新たにMCカートリッジを注文したので,当分,LPレコードの音が気になって仕方がない状態なのだろうな.)