K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

御茶ノ水:新しくできたディスクユニオン・ジャズ館で買った11枚はラテン系多し


Nana Vasconcelos & Nelson Angelo: Novelli (1974, 1972):いつからナナが気になるようになったのかな?

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アリゾナに向けて出かける金曜日の昼過ぎ、ボクは御茶ノ水ディスクユニオン・ジャズ館に出かけた。30年来通った店を畳んで、道路を挟んだ反対側に大きなフロアの店が出来上がっていた。新譜の在庫が減り続けていたディスクユニオンなのだけど、久々に復旧した感じ。

欲を言うならば、洒落た感じの店にする必要はなくて、もっとCD棚を高くして、もっと在庫を増やして欲しかったな。なんとなく、店の大きさの割には中古CDの在庫量が?だった。

今回は11アルバム13枚買って8000円程。何となく南米の小編成のアルバムが多くなった。最近の好み。ジャズはLabel Bleu狙い。結局、ジャズの周縁をめぐる音の旅なんだなあ、と実感。

それにしても前日のクラシックとあわせて、20枚近いCDを抱えてアリゾナまで来たのはバカだなあと実感した。早く帰って、雪の降る晩にでもゆっくり呑みながら聴きたいなあ。金澤でね。

1. Lerner Moguilevsky duo: Sobreviviente (2002)


Cesar Lerner (accord, p),
Marcelo Moguilevsky (cl)
クラリネット奏者マルセロ・モギレブスキーと、アルゼンチン屈指のアコーディオン/ピアニスト、セサル・レムネルが組むデュオ」だそうで、2002年のライヴと聴けば期待が高まる。ただのジャケット買いだったのだけどね。カルロス・アギューレやシルヴィア・イリオンドでボクのなかでの関心がとても高いアルゼンチンの3匹目の泥鰌になるか?

2. Javier Sanchez, Gauchos Modernos (2006)


「ネオ・タンゴ男性ヴォーカリスト、ハビエル・サンチェスの初ソロアルバム」という惹句なのだけどね。どうかな。これもアルゼンチンの4匹目の泥鰌狙い。ジャケットもいいよね。

3. Nicola Stilo & Toninho Horta (1999)


勿論トニーニョ狙いで買ったのだけど、フルートとのデュオとなれば、期待は高まる。やっぱり小編成の南米音楽は好きだなあ。気持ちの良い「音の隙間」が多いから。昨夜、アリゾナで呑んだトニーニョ好きの知人は、知らないCDって悔しがっていたな。ヘヘヘ。

4. Nana Vasconcelos & Nelson Angelo: Novelli (1974, 1972)


二つのCDのカップリング。ボクはミルトンをはじめとする「ミナス」の世界とECMの音世界の隙間に立っているようなナナのオトがとても好きだ。これはこれは、ネルソン・アンジェロ(g他)とノヴェリ(b他)との3人で作った「ミナス」の音世界のようだ。ミナスに関心があったのだけど手が出ていないので、聴きたくてウズウズ。ジャケットもいいなあ。

5. Claire Chevalier: Saveur Brasi (1996)


南仏の画家クレール・シュヴァリエがブラジルからの帰国後に、ROSINHA DE VALENCA ホジーニャ・ヂ・ヴァレンサというジルベルト風のブラジル女性ギタリストと作ったアルバムだそうで。曲はフランス、アレンジはボサノヴァ風と、とても美味しそう。

6.Morelenbaum2/Sakamoto:  a day in New York (2003)


ブラジルのMorelenbaum夫妻(唄,チェロ)と坂本龍一でこさえたアルバムCASAの続編。と書いて気になりだした。確かサンフランシスコのCD屋で買ったモノじゃないかな。iTunesで管理したら、ジャケットの印象が薄いからね。帰るまで確認できないけれど。ドキドキ

7. Clements Maria Peters & Reihold Bauer : Quadryu mana (1993)
Clements Maria PetersのギターとReihold Bauer の太鼓のデュオ。ドイツ人のようだ。ドイツ人がやるラテン音楽って?ちょっと怖い物みたさの200円。(まあ日本人だって演るのだから...)

8. George Winston: Winter into Spring (2002)

ウィンダム・ヒルは食わず嫌いで聴いたことがない。でも300円だから聴いてみてもいいかなあ、の1枚。

9. Cybill Shepherd: Mad About the Boy (1978)

(右はLP)
映画タクシードライバーに出演した女優シビル・シェパードのアルバム。スタンゲッツとの共演でボサノヴァをやっている。イディーゴーメもそうなのだけど、アメリカのポップス系のヒトが歌うボサノヴァも違う意味でツボにハマルところがある。LPでもっているのだけど、何となく手にしていた。

10. Henri Texier: Strings' Spirit (2002) 2CD


ボクはアンリ・ティケッシュのゴツゴツしたベースが奏でる北アフリカエスニック音楽が好きなのだけど、これはストリングスバンド入り。甘いストリングスはとても苦手意識があるのだけど、Label-Bleuレーベルに対する安心感があるので、まあいいかなあ、と思って。

11. Stefano Bollani: I Visionari (2006) 2CD


Stefano Bollani: + Label-Bleuレーベルだから買わない手はなし!今まで、ボラーニは小編成(デュオ,トリオ)しか買っていないので中編成は楽しみ。