K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

日曜日:天蓋の縁でまじわる冬と春の光景


少しばかり寒い日が続いているし、少しばかり忙しくしていたし、少しばかり(か?)呑む日が続いていたし、なんだか所在ない感じの時間が流れている日曜日。

今日は天気のよい日曜日なのだけど仕事をしていて、もっとも合間に抜けて髪の毛を切ったりしているのだけど、所在なさに輪をかけたような日曜日。

決してそんな日曜日が嫌いな訳じゃなくて、所在のない感覚を何で埋めようか思案しているだけの日曜日。

回文のように日曜日なのになあ、と思いながら、夕暮れの景色をみるささやかな寂寥感も悪くなくて、野田山の向こう、あかね色の医王山に見惚れてしまった。

あかね色の白峰、をしらじらと見ていると、天蓋の縁でまじわる冬と春の光景のなかに、自分の歩をおさめてみたくなった。

そろそろ家にかえって、読みかけの澁澤龍彦の本を読みたくなってきた日曜日。

(ボクの職場と医王山のあいだには無粋な高圧送電線があるのだけど、写真で写したときにしか目に入らない)