最近、改めて思うことは、走ることって快楽的であって鍛錬でも求道的でもないってこと。気持ちよいから走る。それだけ。最上級の快楽が得られるツール。だから、今回のニューヨーク滞在では、ワールドクラスのお上りさんとして、セントラル・パークを走ることが楽しみだったのだ。
前回走ったのは3年前。ニュージャージーでの会議のあと、中国人の知人Kのクルマに乗っかってアムステルダム・トンネルからマンハッタン入り。やっぱりジャズとランニング。セントラル・パークには案外アップ・ダウンがあって、走りはじめて3ヶ月めボクにとって、後半は結構しんどい走りだった。おしゃべりしながら走る女の子をみながら息を弾ませていたのだ。
さて今回はホテルのチェック・アウト前のランニング。6th Ave./35th St.あたりのホテル(ペンシルヴァニア駅近所)から6th Ave.を北上しセントラル・パークへ向かった。各st.の交通量は案外少なくて、信号を気にせず軽快に走り抜けた。ホテルから10分でセントラル・パークへ。
セントラル・パークの1周はだいたい8kmくらい。森の縁に沿って路が続く。常に左に木立や池を見て、右に立ち並ぶビルをみるような不思議な光景。そんなセントラル・パークを一周してホテルへ帰った。全部で13kmを1時間10分くらいで走った。湿度が低くて、冷たい風は爽やか。ことのほか気持ちよかった。期待通りの快感指数の高さ。時間に余裕があったら、もう1周走りたかったな。
とても沢山の人が思い思いに走っていて、馬車、自転車、ローラー・スケート(ローラー・ブレードって云うのMarcy君?)なんかも走っていた。何回も云うけど、走ることはとても快楽的であり、だから現代のバベルのようなマンハッタンの地にランニングはとてもよく似合う、と思った。
6th Avenueの奥にCentral parkが見えてきた
走る 走る
人も自転車も馬車も走る
走る ひたすら走る
走る人ばっかりでもない。 勿論、元気のない人もいた。悩むにも良い場所だと思った。
語らいにもね。
こんな空のもと、さわやかな風が抜けて行く
出口のあたりには走り終えたランナー達が歩いている、のも何だか異様な光景だった。
走らないランナーたち。
6th AvenueはCentral parkと42th Streetの間がマーケットに。
ビルの谷間のオアシスのような。
こんな光景をみていたら、バンコクのスクンヴィットとオーヴァーラップ。