K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

山口・宇部:獺祭と河豚に鯖の日々

 11月から実にいろいろなところに出かけた。仙台、博多、鎌倉、バンコク、東京そして今回の宇部。実に久しぶりにやってきた。この地には年若い友人Sさんがいて歓待してくれる。歓待どころか、非常勤の仕事まで頂いたことがあって、感謝感謝の方なのだ。だから昨年は彼が恩師夫妻とご一緒に金澤にやってきたとき、アレンジには力が随分とはいった。

 毎回こちらに来て思うのは、食べ物と酒の美味しさ。金澤に負けじ劣らず、なのだ。もっともSさんに云わせると、金澤には一大消費地としての華があって、その点、宇部は詰まらないそうなのだけど。瀬戸内の魚の旨さは関西に居ても味わえるのだけど、山口の良さは日本海、瀬戸内海、玄界灘の接点にあることじゃないだろうか。今回、冬型の気圧配置が強まったのだけど、宇部では雪。空の色がなかなか素敵に憂鬱で、瀬戸内の街というより日本海の街。そんな一瞬が好きだな。

 今回の宇部は二泊。Sさんの歓待を受け、楽しい二日間だった。一日目は河豚。河豚刺しから河豚鍋。酒はこの地の銘酒「獺祭」。淡麗な酒で、やや香りが強い。その香りを楽しみながら、河豚を楽しむ夜となった。

宇部の獺祭扱い店に行って、燗酒用獺祭を買いました。開けるのがとても楽しみ。)

 二日目は宇部郊外の店で刺身を堪能したあと、宇部中心部で二次会。一番美味しかったのは鯖。鯖好きなので嬉しい。このあたりでは関鯖が有名なのだけど、聞くと済州島の鯖だそうで。脂がのっているのだけど強くなく、臭くなくで、焼き鯖に煮鯖を頂いた。朝起きて、シメ鯖を頂いたらよかったなあと残念に思った。

 Sさんありがとう。また金澤に来て下さい。ボクも宇部にまた行きます。