K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Kenwood KP-9010, Luxman E-200:LPレコードを聴くことができない日々に


 3週間ほど前、突然LPレコードを聴くことができない日々が訪れた。全く音が出ない。ターンテーブルのうえには西独製のLPレコードでキース・ジャレットのケルン・コンサート。ますます聴きたくなって困った。

 LPレコードプレーヤーはKenwood KP-9010。22年前に入手したモノ。プレーヤーの構造を考えると、カートリッジから出力までの信号系はケーブルのみ。主な故障は駆動系や駆動制御系(サーボ)じゃなかろうか。そのような技術屋的に常識的な判断を行った。駆動系や駆動制御系は全く正常。だからマッキントッシュのプリ・アンプのフォノアンプが故障したと判断した。これは修理すると、とんでもなく費用と時間がかかるかもしれない。と思った。しかも修理を出している間、LPレコードを聴くことができない。そんな感覚に加え、真空管アンプを普段使いにしたときの電気代の高さに辟易していたので、これを機会にフォノ・アンプを買うことにした。こう見えてもオーディオ・ファンでもないので、ざっと調べてLuxman E-200を購入した。DA変換器DA-200と同じシリーズなので、装置サイズが同じなので丁度よい。DA-200をコントロール・アンプとして使って、そこにE-200を接続すると、そのままパワーアンプD45(クラウン)に繋ぐと、真空管アンプは必要ない。丁度よい。真空管アンプで聴くラインは別途整備すればいい。(価格comの最安値よりも、オーディオ・ユニオンの通販のほうが安かったことを情報として、付け加える)

 そんなことでフォノ・アンプE-200が届いたのは1週間ほど前。しかし鳴らない。驚いたことに、レコード・プレーヤーの信号ラインが切れているようだ。そんな故障があるのだろうか。それから、JVC・ケンウッドのサービス拠点が金沢にあるので持ち込んだ。サービス担当の方と話しをしたのだけど、まあ信頼できそうだったので。

 結論はトーンアーム内の配線が断線。トーンアームが分解可能な構造ではなく、またトーンアームの補修用在庫はなし(22年前だからね)、そんな訳で修理不能の連絡を受けてしまった。ショック。

 暫し対応を考えたのだけど、結局、中古でKP-9010をもう一台購入することにした。故障したプレーヤーを故障部品取り用に使えるから。KP-9010昔の新品の半値程度で案外高価。ダストカバーひび入りの外観不良品なので安くてもそんな価格。今でも人気があるそうだ。故障したプレーヤーからダストカバーを取り外し、交換の予定。

 プレーヤーが届くのが日曜日。首を長くしているのだ。