K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

鶴来:奥獅子吼山(928m)柔らかな緑の光のなか


 4月から不調だったこともあり、折角の残雪期は家に籠もったような日々だった。体もなんとなく弱った感じだったので、友人に誘われて奥獅子吼山に出かけることにした。何となく食指が動かなかった山なのだけど。結果的には天気もよく、多くの花をみることができて、楽しむことができた。それに、柔らかな緑の光のなかを歩くことの気持ちよさ、5月の薫風をたっぷり受けた山行となった。

 この山登りの数日前から復調したので、早朝、登る前に白山比�v神社を基点に10km弱ほど走った。清清しい神域、それに鶴来の古い町並みで朝の時間を過ごすことは、とても気持ちがよかった。それにしても、呑み屋を見かけなかったように思うが、どうなのだろうか、と素朴な疑問。

 山登りは9時前にゆっくりスタート。ゴンドラには乗らないで、その駅から急坂を詰めて行く。植林のなかを歩くので、薄暗くあまり楽しくない。小一時間で稜線に出て、あとは緩やかな坂を二時間ばかり天上歩行のような感じ。途中、犀鶴林道を越えると、花が咲き、楽しい歩きになった。

 

 

 

 

 

 

 頂上付近からは、白山から犀奥までの山並みが一望。とても楽しめた。万全の晴れ、という訳ではなくて、むしろ高曇り、というような天気だった。だからこそ空に少しばかり表情があって、奥獅子吼の山頂がとても大きなように感じることができた。

 

 高曇りの空から降る光はフィルターがかかったような感じで、昼下がりの光が次第に柔らかくなってきた。木々が歓ぶ様がなんとなく伝わってきてカメラを向けてみたのだけど、なんとも緑という色がこんなに彩りが細やかなものだとは迂闊にも知らなかった。

 

 

 

そんな訳で今季の登山の蟲が起き上がってきた。気がついたら、所謂国土地理院2万5千分の一の地図を沢山注文してしまったし、20年ぶりに登山用ウェアを買ったり。やれやれ。