K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

JBL 240TI/Micro DQX-1000:マッキントッシュのアンプにつないでジョニ・ミッチェルを聴いてみた


JBL 240TI

Micro DQX-1000 (アームは一本だけ)

 先日は山水の真空管アンプの美音について書いたのだけど、まだ続きがある。父の遺品は他にもあって、ジャズの定番であるJBLのスピーカ、そしてマイクロのLPプレイヤー。これらに、以前から使っているマッキントッシュをつないで聴いている。30年以上前の録音、特にLPレコードでジャズを聴くと、まさにぴったりの音域でその世界にはまり込む。決して広い音域ではなくて、高音が少し詰まったような感じ。だけど、その限られた音域のなかでのエネルギーが溢れ出る感じ。躍動感が強い。なるほど、だからジャズ用なんだなあ、と思わせる。もっとも経年劣化が現れていて、ウーファのエッジのウレタンがぼろぼろ。早々に修理に出さなきゃいけない。とほほ。

 もっとも最近はそのような録音のアルバムを聴くことは少なくて、ジャズ、クラシック問わず近年のピアノが多いかな。それにECMの録音。だから、ラックスマンDA-200、山水の真空管アンプとダイアトーンの組み合わせで聴くことが多いのだけど。

 ここのところ昼も夜も忙しく、CDを注文することも少なくなっている。そして手持ちの未聽盤を追いかけるようにしている。アルバムを手にして満足してしまったものが多いのだ。今朝はそんな一枚、ジョニ・ミッチェルの「Don Juan's Reckless Daughter」(邦題:ドン・ファンのじゃじゃ馬娘)。ジャズ・ファンのジョニへの入口はミンガスなのだけど、その時期のジャコ・パストリアスとの共演作の一つ。昨年、マンハッタンのレコード屋で買った中古のLPレコード。買った切り棚の中に入っていた2枚組。

 少し気になって、久しぶりにマキントッシュのアンプ+JBLのスピーカで鳴らしてみると、ジョニの声やギターの存在感凄し。ジャズ・ファンはジャコから入るのだけど、ジャコをちゃんと脇に添える力って凄いなあ、と改めて思った。暫し、時代の音に悄然としてしまった。いいなあ。

 それはともかく、いつ、修理に出そうか。

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LPプレーヤー       : マイクロ Micro DQX-1000
カートリッジ       :  Denon DL-103(MC)
MC transformer : Audiocraft TS-26
プリアンプ          : McIntosh C22
メインアンプ       : McIntosh MC30
スピーカ             : JBL 240TI