K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Tannoy DC10T:辛抱足りなく手を出したスピーカに持っていかれて


 ブログの更新が止まっている。山水の真空管アンプB-209 The tubeの音を聴いてから、良いスピーカでクラシックやECM系の音楽を聴きたくなった。JBLはエネルギーを感じるのだけど、音域が狭い感じで古いジャズ用だしね。2週間ばかり考えて中古品のTannoy DC10Tを注文した。Tannoyの典型的なスピーカであるTurnberryを試聴して、美音だけどピアノの音になにか違和感があったので、Tannoyらしくなく応答が速くジャズやロックも大丈夫というDC10Tにした。結果的には大正解で、好きなピアノの音の透明度が随分上がった。そんな訳で、自宅では新しいスピーカの音に溺れてしまって、何も手がつかない。辛抱足りなく手を出したスピーカに持っていかれた訳だ。やれやれ。

(1)音の解像度がよく、オーケストラでも楽器の分離が良好。定位感がとてもしっかりしている。

(2)やはりクラシックで定評のあるブランドなので、特に弦楽器の音が綺麗。またピアノの音も本当に綺麗で、惹き込まれた。

(3)歌い手の声にとても存在感がある。LPレコードで浅川マキジョニ・ミッチェルを聴くと僅かな残響も感じ、眼前に彼女たちの息遣いを聴く感じ。

(4)近年のスピーカなので、確かにジャズやロックもいける。セットアップを助けてくれた友人にはLet it beを聴いてもらったのだけど、なかなか良かった。

----------------------

(1)ディジタル音源
PC: Mac mini (RAM:4GB, OS: Lion)
SW: iTunes+Audirvana plus
DAC: ラックスマン DA-200
メイン・アンプ:山水 B-209 The tube
スピーカ:Tannoy DC10T(専用ベース含む)

(2)LP(クラシック、比較的最近のジャズ他)
プレーヤ:マイクロDQX-1000
カートリッジ:Ortofon HMC10
昇圧トランス:Audiocraft TS-26
プリ・アンプ:McIntosh C22
メイン・アンプ:山水 B-209 The tube
スピーカ:Tannoy DC10T(専用ベース含む)

(3)LP(古いジャズ)
プレーヤ:Kenwood KP9010
カートリッジ:Shure V15 TYPE�V HE
プリ・アンプ:McIntosh C22
メインアンプ:McIntosh MC30
スピーカ: JBL 240TI
あるいは
メイン・アンプ:山水 B-209 The tube
スピーカ:Tannoy DC10T(専用ベース含む)