K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

金沢「レコードジャングル」業は深い


 業は深い。随分長い間、通電されていなかった音響装置も、日々紡ぐ音が柔らかくなるとともに、LPレコード蒐集癖が熱くなってきた。なんとなく価格帯が合わないと思って、出入りしていなかった金沢のレコード屋に出かけてみた。近江町市場近くの「レコードジャングル」。

 結論から云うと平均単価がやや高い感覚は拭えないのだけど、手頃なものも少なからずあって、また在庫の豊富さもとても魅力であった。特に少し気になっていた非ジャズのレコードは豊富であり、また日本盤は概して安価。定期的に通う必要あり、かな。

 安江町の「こすもす」に工藤さんの個展を見に行く途中で撃沈してしまった。やれやれ。

(1) Bill Withersのベスト集(1981)。所謂ブラックコンテンポラリー。惹句の「クリスタルな恋人達」に大笑い。あの時代感満点。

(2) 川崎燎:Prism(1975,EW)今回の一番のヒット。1975年頃のNYの熱い音を聴く事ができる。ギリ・エヴァンス・オーケストラの一員であったことを思い出し、菊地雅章とともにマイルスに連なる最先端に位置したのだろうな、って想像(妄想?)。そんな音。カッコいい。

(4)Players: Wonderful guy (1979, Open Sky) Grooveするコルゲン鈴木期待だけど、moog多用、編曲で仕切られた感じで今ひとつ不完全燃焼感あり。聞き所は点在しているので、決して駄目じゃないけど。groove足りない。

(5)益田幹夫: GOIN' AWAY(1979, Electric Bird) 彼のRhodesも好きなのだけど、上のコルゲン鈴木のアルバムと全く同じ感想。決して駄目じゃないけど。groove足りない。

(6) ITS: It's wonderland(1980, JVC)これもヒット。和製マンハッタン・トランスファーといおうかジャズ寄りハイファイセットか、って感じ。佐藤允彦のアレンジが案外ジャズっぽくて電化音がよくGroove。愛聴盤になりそう。

(7)長谷川きよし:あるばむ7(1974)浅川マキのアルバムを検索して、彼のアルバムがかかった。それから気になっている。やはりギターがいいし、声もいい。マキさんがフォーク歌手でないように、彼もそうなんだね。聴ける。

じゃあ