K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

白山(2702m):またまた残雪期に登りたくなった


 

 昨年は6月中旬が初白山。またまた残雪期に登りたくなった今年は5月下旬。別当出合までの道が開通して早々にでかけた。

 残雪期の白山のたおやかな山容がとても好きだ。なんか広々としていて、そのなかで遊ばせてもらっているた感じ。ヒメ神であることが何となく分かるような気がする。

 別当出合まで開通したと聞いて、行きたくて仕方がなかった。ただ、雪面の様子が分からないし、天候が急変したら怖いよね、とか考えていて単独行に躊躇して、愚図愚図していた。日曜の天気が安定していることを知って、えいっ、と登ることにして、12本歯のアイゼンも30年振りに手元に。念のためピッケルも。街中じゃあ、日中27℃まで上昇するのだから不要なのだけど。

 自宅を4時に出発。6時には別当出合を出発した。軟雪なので登りがだるい。ゆっくり9時30分に室堂、早い昼食のあと10時30分に山頂。11時に下山開始、12時過ぎには甚の助ヒュッテ。早く帰るのが勿体無いので、ゆっくり休憩したあと、13時半に別当出合。下りは柔らかい雪面を滑らせながら、駆けるように下った。楽しかった。

 登山は順調だったのだけど失態はカメラの電池を入れ忘れたこと。念のため充電したのが仇。今回はスマホの写真。

背中にはピッケル(不要!)、足には12本歯のアイゼン

 

 甚の助ヒュッテから見る別山

南龍分岐から黒ボコ方面へ

弥陀ヶ原から見る御前峰。広々とした神々しい姿。いつも手を合わせる。

1時間ほどの間、太陽を囲む二重の日輪。これはその一部。

上部には雪はない。夏山。

北を見る

南、赤兎山の方を見る。随分と下。

下り。黒ボコ直下まで下ると、別山をみながら駆け下る。

ぐんぐん別山が近づくような気がする

甚の助ヒュッテの下から樹林が。ゆっくりと休憩

別当出合は初夏の様子だった

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参考:山の状況は以下の通り。
(1)中の飯場を過ぎると積雪がある。道はほぼ夏道と同じルート。甚の助ヒュッテより上は竹竿があり、迷わない。ただし悪天時で視界が悪くなると、竹竿の間隔が広く、方向を失う可能性が高い。トレース頼り、は難しい。
(2)甚の助ヒュッテより上部はアイゼンがあった方が安全。前爪があるほうが急登で楽(慣れた方はアイゼンなしで、キックステップで上がっていたが)。危ないのは、黒ボコ岩直下。