K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ディスク・ユニオンでの猟盤:ボロボロの古レコードを格安で入手


 シアトルの100倍ぐらい満足した。某中古レコード店主も下手な買い付けするならユニオンと云っていた、ことが実感として分かる。さて上の写真はRiverside系の古レコード。全て1000円前後。ジャケットがボロボロだったり、前の所有者の書き込みが激しいもの。まあ音を聴きたいから買うレコードなので、ボク的には問題ないが。ビル・エヴァンスはオルフェイム盤でオリジナルじゃない。あとはオリジナルか、それに準じたプレスじゃなかろうか。特にバリー・ハリスの一枚は音質も良く、聴いていてとても気持ちよい。ジュニア・マンスもverve盤しか持っていないので楽しみ。美女(か分からないが)の脚ジャケットは作曲家コンピレーションシリーズ(全部で6枚)のうちの1枚。これで3枚揃った。

 

 これはBlue Noteでやはり1000円前後。ジャケットやレーベルへの書き込みなど多し。ドナルド・バードの1枚がリバティであとはNYCレーベル。バードのものだけ聴いたが、やはり音圧の強さは魅力。

 

 これは安売りでなく、Verveのビル・エヴァンス。黒Tレーベルと呼ばれる60年代頃のプレスのものを。どれも2000円台。新品のCDと似たような値段。

 (写真がピンボケですみません)prestigeのレッド・ガーランドはオリジナル(かなあ、近いヤツ)で同じく徳用品。音はまさにアノころころしたピアノが気持ちよく、嬉しくなってしまった。音圧が強いRudy Van Gelderの音だなあ、ってことで。ロリンズの橋はRCAのオリジナル。ジャケット崩壊寸前で800円。やはり音は良かった。あとPrestigeのロリンズ2枚は後年のプレス。やはり格安だったので、それなりの音を期待して購入。紺レーベルのWorktimeはなかなかスカッとした音だった。マイルスのIn Europeは2EYE(オリジナルだと思う)。まだ未聴。kind of blueはステレオの2EYEでオリジナルじゃない。聴いてみたが、あまり驚きはなくて、失敗の買い物。

 

 あとは1970年以降のLPレコード。音が良いRudy Van GelderのCTIモノ、マイルスの買い漏らしLP、ハービーの買い漏らしLP(NECから出ていた)、そして密かに好きなジョージ・アダムスのseoul note盤2枚が格安で入手できた。

 格安でも枚数が揃うと...の世界で、いささか帰途の足取りが重かったのは、レコードの重さ故、だけではなかったと思う。