目覚ましを3時にセットしたのだけど、既に明るくなった部屋で目覚めた。長距離を歩くことを諦めた。
市ノ瀬を出発したのは、すっかり陽も高い8:40。体は使いたかったので、白山禅定道から観光新道、頂上へ。
標高差1900mあまり。4時間半で頂上へ。後半はスピードが上がらず。下りは2時間くらいで別当出合へ。日没時間を考えると、同じ道を引き返す度胸がなかった。独りだしね。
昼食休憩含め7時間で18kmを歩いたささやかな山行 。
白山禅定道は信仰の道の雰囲気に満ちている。時折、古い針葉樹もあり、独特の気配がある。
白山禅定道の最後、慶松平は遠くから分かるほど樹相が綺麗。このあたりまで来ると、ぱあっと明るくなる。
観光新道に入って高度を上げていくと、山は少しづつ染まりはじめていた。
別山の肩がチブリ尾根。小屋のあたりに雲がかかっていた。観光新道から見るチブリ尾根は大きい。
弥陀ヶ原の光景はいつ見ても美しい。秋の色。
天蓋の蒼
もう1月あまりで、再び雪の下に埋もれる
沸く雲が好きだ。
気がつくと、弥陀ヶ原から上が雲海に浮かんでいた。
黒ボコ岩から下は雲海の中に沈み込み、深海魚のように沈殿していった。