昨日は久々のリアルなレコード店巡回(といっても2店舗だけど)。お目当ては安価な欧州盤なのだけど、ECMはさほど入手できずがっかり。でもジミー・ジェフリーの小編成の録音(ポール・ブレイ、スティーブ・スワロウ)を2枚入手。村井本にECMの源流と云われているものなので愉しみ。
先日、ECM狂達と呑んだとき、キース・ジャレットの「サンベア・コンサート」の話になった。その場の一人がレコードで欲しいと。そんな訳で、日本盤(トリオ)10枚組仕を仕入れ。やはりECMは西独盤をすすめるのだけど、これは日本制作盤(これだけじゃないか)。かの菅野沖彦録音なので、トリオ盤でも違和感はないのでは、と推察。また¥4800と安価で、ボクの西独盤より数千円(万近く)安い。そんな訳で、薦めることにした。実際のところ、どうだろうか。聴き比べてみなくては、と思っている。
トリオ・レコード自身のレコード盤のクオリティは悪くなかった、と思う。Nadjaレーベルは大好き。なのに、トリオ販売のECM盤の質の悪さ(ジャケットの質も録音も)は特筆モノ。当時の米盤(ポリドールからWB)と比べても劣る(当時の米盤は最低だったのに)。だから稲岡氏の本「ECMの真実」を素直に読めない自分がいる。真実から遠いQualityだからだ。
トリオのECM盤に対して否定的なことを云っているのだけど、稲岡本でキースのSolo Concertの3枚組の箱の配色間違い(トリオの発注ミス)に眼をつぶり、アイヒャーにそれを認めさせたとの記述をみて、さもありなんと思えるのだ。ECMのジャケットのQualityを考えると、それをrespectしないのは、許せない気がするのだ。総じて、ジャケットの製版を安上がりにあげている(ように感じること)を含めてね。
さてサンベアは大丈夫だと思っているのだけど、どうなのかは聴いてからね。さすがに重たいので、宅急便にしたよ。