K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

大阪・日本橋・Rubic records:東京のマイルス


 幾つか気に入ったレコード屋がある。ここは、その1つ。品揃えと値頃感に尽きる。大阪・日本橋、あの「五階百貨店」の横。40年くらい前、泥棒市場のような(失礼!)異様な光景に驚いた場所。戦後の闇市の臭いが未だに漂う。その「五階百貨店」の横。真冬というのに、間口が開いていて、レコードを繰る手が凍える。

 沢山のレコードがある訳ではないのだけど、なかなか楽しい品揃え。寒かったので、さあっと一通りのチェック。

1964年の東京でのライヴ。この日本盤(多分、1970年代はじめ)がオリジナルとなる。ジャケットの表裏は白黒の美しい写真。スイングジャーナルのゴールドディスク(懐かしい)のロゴが煩わしい。見開きの分厚いジャケット。写真や解説が挟み込まれた凝った造り。発足当時のCBSソニーの気合いが伝わる。CBSソニーの初期、白レーベルの頃の音質が良い、らしい。

 あとの買い物はセロニアス・モンクコルトレーンJazzland盤。Riversideの傍系レーベル。ジャケット損傷がやや大きく、格安。ボクは古レコードの音、に惹かれているので、とても好きなパターン。レーベルを確認しても、当時のレーベル・オーナーの記載しかないので、オリジナルじゃないか、と期待。

 

 あとはMilestoneのジョー・ヘンダーソンを普通の価格で。オークションで1970年代のレコードが値上がりしているような気配があるので、嬉しい。

 

 こんな30分ほどのレコード漁りが楽しいなあ。