K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

(ECM1064/65) Keith Jarrett Koeln Concert (1975) オリジナル盤談義

後ろ:左は日本盤(トリオ) 右は1977年以降のプレス
手前:左は1976年頃プレス 右は1975年のオリジナルプレス
トリオ盤以外は全て西独盤

[ケルンの記事は沢山あるから、まとめリンクを作ります]

 写真を撮ってみて、我ながらバカだ、と思ったが、4枚目の2枚組アルバム。すべてプレスが違う。CDや高分解能オーディオ音源を入れると6つめ、の音源を購入した。

 これはECMシリーズの記事というより、オリジナル盤談義。さるブログでケルンコンサートのオリジナル盤に関する記述をみつけてしまった。レコード番号の下の数字のあり/なし。DUから結構高価に購入した「オリジナル盤」だったが、LC番号なしで早期ではあるが、レコード番号の下の数字あり、でオリジナルでないことが判明(涙)。

 オークションで実に安価に「放置」されているオリジナル盤を発見し(売主は分かんないだろうな)、購入。

左が若干後年のプレス(1976年以降1977年以前、LC番号なし)
右がオリジナルプレス(1975年発売)、ジャケット焼けは保存状態の問題
 

裏をみると右端のレコード番号の下の数字の有無 

 

ピンボケで申し訳ないが、拡大するとこんな感じ。確かに違う。

スリーブはオリジナルかどうかは分からないね

 

さて、レーベルを見ると驚いた。実は違う。オリジナル(右)は「ECM records」のロゴ。
1976年プレス(左)は「ECM」。Recordsはない。

 さて音なのだけど、若干、オリジナルが優しい音。逆に鋭さがやや鈍い。ほとんど差がない。さらに後年のLC番号付(1977年以降らしい)を含め、西独盤であれば、純度の高い音が楽しめる。日本盤(トリオ)を改めて聴いたけど、やはりパサパサした潤いのない音、であった。