K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

ディスクユニオン・新宿ジャズ、新宿中古センター・tokyo jazz:和ジャズなんて


 先週末、午前中のハノイへのフライトに搭乗するために東京泊。短時間でディスクユニオンの売場を駆け巡った。

 新宿からお茶の水。大きなケースを引きずって、疲れた。

Blue Noteも静かに集めてます。といってもオリジナル至上主義ではなく、RVG刻印集め。
Liberty のJuJuだとオリジナルより、遙かに安価。
あとはモンクのライヴ。スェーデン のDragonレーベル。

国仲勝男の1980年頃のアルバム。右はゴールデンライブステージの公開録音のレコード盤。

辛島文雄と本田竹廣。いい時代だったなあ、と思う。

向井滋春とジルベルトのアルバムって、あったんだ。前から欲しかった富樫・加古のデュオ

日本のジャズばかり。実は新宿ジャズ店で日本のジャズのセールスやっていて、つい。でも、いいよね。この頃の日本のジャズ。最近、和ジャズって気持ち悪い表記があるけど、やめて欲しいなあ。なんか和、って日本であることをidentifyする語感があって、常に洋・漢(あるいは華)との対立概念。その境界線を際だたせる意図を含む。だから和食には抵抗はないし、和歌が漢詩の対立概念を含有するからこれもいい。日本のジャズについては、結果的に日本で育まれたidentityは強く感じるが、あえて日本というものをidentifyする意図はなかったのではないか。日本人である自分がジャズを演奏する意味に苦闘し、世界的なジャズの広がりの中で、日本的な味わいを獲得したような「結果論的な日本のジャズ」であって、彼らが「和風」を追求したことはない、と思えるからだ。だから和ジャズという語感は、汎世界的な意識をもって苦闘した彼らへの冒涜、とも思えてならない。