K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

昨日届いたレコード

 学生の頃に入手した「名盤」、ほとんどが日本盤、を古レコードでゆっくり買い直している。蒐集にあたって、オリジナルには固執していなくて、Blue NoteやPrestige, Impulseだったら、RVG刻印が目安。だからセカンド・プレス以降、特にレーベルが変わると驚くほど安価。それで、奏者と聴者との距離を詰める、ようなリアリティが得られるのである。

 今回届いたレッド・ガーランドのGroovyもそんな一枚。Staus盤だけど、しっかりRVGの刻印あり。

 さて音質だけど、ビクター盤も結構頑張っていて、若干こっちがいいかなあ、という感じ。モノラル固有の力強さ、はやはりいいなあ。

 もう一枚届いたのはRoostのバド・パウエル。これの原盤は10inchだから、オリジナルにはほど遠い、10年後くらいのプレス。それでも、音割れする位の高い音圧でカッティングされていて、時折、ひどく歪むが、それなりに楽しめる。

昔の徳間音工盤(右)と並べてみる。これは10inchのオリジナルジャケットを12inchに拡大したもの。

 結局の所、日本盤は音が柔らかい(多分、盤の材質起因)のだけど、膜が張ったような鮮度の劣化がある。これらの盤は、膜が取れた感はあるが、微妙なのも事実。2枚で昔の新譜2枚分だし、まあいいか、と思った次第。