K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

シュート・アロー氏の愛すべきジャズ喫茶本(第一報)とcowry cofeeのこと

仕事で妙高へ。毎年の恒例行事。バスの中の読書はジャズ喫茶本。
そのなかで都道府県ジャズ喫茶密度(爆笑)ランキングが。石川県は最下位近しの底辺。実際はどうだろうか。いわゆるジャズスポット数としては、現時点で、ボクネン、ヨーク、ラファロ、もっきりや。未訪問だがリバーサイド(もそうだよね?)。これで4つ。他の町にはないにだろうか?このリストは1980年の雑誌をベースとしているが、現在は半減とのこと。ならば、石川県の3軒@1980年には違和感を感じる。
この本のなかでジャズ喫茶の定義について随分と論じられているが、昔のジャズ喫茶の空気を感じさせるのは辰巳のcowry coffee。わかい店主が30年前のジャズ喫茶なんか知る筈もないのだけど(生まれていない)、会話ご遠慮の作法が常識だった当時のジャズ喫茶の感触を感じさせる。決して会話厳禁ではないのだけど、静寂のなかで良い音を聴く、という環境だから。勿論、当時のような紫煙もないし、珈琲は桁違いに美味しいのだけど、本を持って長居したくなる雰囲気はそのもの。もっとも、硬派なゴリゴリのジャズはかからないのだけど。
昨夜も仕舞い方の空いている時間を狙って、cowryに少しだけ長居。この本を読んでいた。なんか昔のジャズ喫茶感に包まれたので、一筆。
この本については、もう少し書きたいので、これはイントロ。