K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

冬が忍び寄る朝

少し気怠い朝を迎えた。夜が明けて、幾分は経っている筈だけど、薄暗い。昨日までの朝と違う。厚くなく薄くなく、低くなく高くなく、濃くなく薄くなく、それでも冬空から流れ込んだような雲、が流れている。光は弱々しく射し込む感じが冬の気分だ。いよいよ転げ落ちるように、冬がやってくる時期。

そんな朝、気になって棚の下に置いてある真空管のアンプを覗き込んでみた。ヒーターが放つ熱を帯びた灯り、が柔らかく感じられ、それがまた冬への気持ちの準備だと思った。