K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

辛島文雄: Karashima ジャズに生きる(2013-14)

 辛島文雄さんが病気療養中だそうだ。彼を応援するためのCDが制作されている(ここのサイトに記事が出ている)。

 もっきりやの平賀さん経由で入手。早速聴いているが、素晴らしい内容。2013年から2014年のピットインでのライヴ録音。

 多分、ボクから上の世代にとって、ジャズとはこのような音楽であって、それ以外のナニモノでもない、そんな音。

 かつてのライヴハウスで溢れていた空気であり、1970年代のジャズの匂いが充満している。post Coltrane/McCoy的な音が時間を経て、熟成されている。これを和ジャズだとか、中央線ジャズと呼ぶことには違和感があるのだけど、確かにそのようなガラパゴス化した音、なのかもしれないが、ある時代のジャズへの愛に満ちあふれた素晴らしい音は素晴らしい。音の速度に目眩を感じながら、辛島さんの全快を願ってやまない。

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辛島文雄: Karashima ジャズに生きる(2013-14)
1. Brilliant Darkness
2. I Should Care
3. Open The Gate
4. Riverside Nobody
5. 'Round Midnight
辛島文雄 (p), 池田篤(as,ss), 岡崎正典(ts,ss), 楠井五月 (b), 小松伸之 (ds)