K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

Ornette Coleman, The London Symphony Orchestra: Skies Of America (1972) 突然

 締め切り仕事の塊から、あと少しで抜け出る。疲れた。昨夜、作成した資料を指定のサイトにアップロードしたら、肩の力が抜けた。それでも、まだ神経が張っている。あと、もう2つ。

 そんな仕事場で、ふっとかけたのがコレ。そもそも、キース入り口のジャズで、当時のベーシストがヘイデンならば、オーネット直結、で、幾つか聴いたのだけど、あのヌメっとした音色の馴染めないで、何枚も入手したが、あまり聴かなかった、いや、聴いていない。

 ブラッド・ウルマーも好きなのだけど、プライム・タイムの「奇妙」な感じが、好みではなかった。ドルフィーが好きで、オーネットに馴染めないのは、あの「ヌメリ感」。何とかGolden Circleの「ジャズ加飾録音」が聴けるくらいかなあ。あくまで、これは好みの話。

 しかも、オーケストラは好みではない、ジャズもクラシックも。基本的には。

 で、コレを聴くと、オーネットの音楽が彼のアルト以上に増幅され、いや、抽象的に純化されている。「あの音色」から解放された音が、ボクの雑念を抜けて入ってくる。驚いた。多分、この数年、現代音楽に親しんだことも、このオーケストラの音に親しみを感じる要因だろうね。

 さすがにこれはapple musicでは聴くに堪えない。そんな訳でレコードを手配することにした。Science fictionも(これはレコードではなく、CDの完全盤)。

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Ornette Coleman, The London Symphony Orchestra: Skies Of America (1972, Columbia)
Ornette Coleman(as), Dewey Redman(ts,oboe), Charlie Haden(b), Ed Blackwell(ds)
Conductor: David Measham, Orchestra: The London Symphony Orchestra