2016-06-26 岐阜・問屋町 旅 仕事で岐阜駅前へ。北陸と同じように、この街も、かつては繊維産業の集積地であったようだ。駅前が問屋町という名前の巨大なアーケイド。多くはシャッターが閉まっており、昼なお暗い。 そして幾ばくかの店は開いていて、やけに白っぽい蛍光灯の光が漏れている。そんな蛍光灯は、点せば街の暗さが際立つような、狙いもしない効果をあげている。 静かだ。時折響く物音が、時間の僅かな動き、のようだ。ボクが子供の頃住んでいた、昭和40年代の福井と同じような、翳りを今なお垣間見ることができた。