TBMでのCool Jojoにかなり惹き込まれていて、高柳昌行を随分聴いている。ただし、ノイズ系はまだ辛い。彼がsecond conceptと呼ぶ、トリスターノ・コニッツに範を得た楽曲が好み。カチッと切れ上がるような鋭いリズム、アクセントの強い演奏に快感を感じる。
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スタジオ録音であるTBM盤は、カチッと切れ上がるような感じが気持ちいいが、やや固い印象があって、これが最初、面白味を感じなかった理由。で、このconceptでのライヴ盤を知って欲しくなった。
タローでのライヴ。カセット録音と聴いて、少し考えたが、演奏が良ければいいや、と入手。結論から言うと、音はハイファイとは呼べないにしても、聴く上で何ら問題のないものであった。そして、ライヴならではの奔放な部分もあり、とても楽しいアルバム。しかもcool jojoのもう一人の主役、弘勢憲二は電気ピアノを弾いていて、これがまたよくギターに絡みながらドライヴしていく、凄い。
このような録音を世に出して頂いたことに感謝。
このCDのライナーノートは廣木光一さんなんだけど、彼のサイトにアップされている。面白い。一読あれ。
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高柳昌行: Second Concept (1979, Jinya)
DISC 1
1. Hi beck 13:21
2. 317 East 32nd 12:26
3. My new flame 7:05
4. Froggy day 10:48
5. Palo Alto 7:58
DISC 2
1. Sound Lee 9:47
2. You’d be so nice to come home to 13:31
3. Autumn nocturn 6:15
4. Kery’s trance 11:34
5. Subconscious Lee 5:57
6. These things 5:17
高柳昌行(g), 弘勢憲二(el-p), 森泰人(b), 山崎泰弘(ds)
DISC 3 (特典CD)
Froggy day
高柳昌行(g), 弘勢憲二(el-p), 山崎泰弘(ds)
1979年11月25日/新宿・ジャズクラブタローにて録音
録音機材:カセットテープレコーダー
レコーディング:Yasuhiro Tanabe
マスタリング:Yukio Kojima (ALM RECORDS)