K’s Jazz Days

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ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

植松孝夫; Straight Ahead (1977) ぶれない太い音

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 最近はジャズ聴きはじめの頃の嗜好に戻っている。日本のジャズ、フリージャズ、ECM...

 植松孝夫はNHKのセッション79での演奏(インプレッションズ!)での印象が強く、そして日野皓正のベルリンのソロで気に入った奏者。

 このアルバムは彼の第2作。全体的には当時流行りのクロスオーバー風にできていて、益田幹夫は初期WR風だし、ベースはチョッパーもする。それでいて、ポップな感じが全くしなくて、植松孝夫のあの音、図太いテナーの音、を聴くことができる。そうアレンジやスタイルでぶれない太い音 、なのだ。

 それにしても濱瀬元彦, 倉田在秀, 横山達治の暑苦しいくらいのグルーヴ感凄いなあ。 

 それとディレクターが何と渋谷毅。楽曲を提供している訳でもなく、何だろう。

追記:CDとレコードを聴き比べたが、やはりレコードの方が、管の太さ、がきこえるような感じでいい。

 

 

参考記事:

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植松孝夫; Straight Ahead (1977, Trio)
A1. White fire (植松孝夫 ) 7:48
A2. Mysterious jump (植松孝夫 ) 8:29
A3. Fancy free (益田幹夫) 2:33
B1. Afro blue (Oscar Brown jr.) 5:13
B2. Invitation (Bronislaw Kaper) 4:05
B3. Samba To Kiki (植松孝夫 ) 9:07
植松孝夫 (ts), 岡野等 (tp), 益田幹夫 (key), 濱瀬元彦 (b), 倉田在秀 (ds), 横山達治 (per) 
Director: 渋谷毅
Engineer: 大川正義
Recorded October 12, 1977 at ONKIO HAUS. Tokyo

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