昔、昔、ドクトル梅津バンドが結構気に入って、その理由の一つがソリッドなベースの音なんだけど、それでSALTのレコード(1986)も買った。30年前の話である。
ガツガツとキツくグルーヴするベースが好みになったのは、ウルマーのバンドのアミン・アリを聴いてからだったのだけど、早川のベースはさらに、甘さや曖昧さがなく、格好よく刻む。で、全くジャズっぽくない所がまた良かった。
このアルバムの存在は知っていたのだけど、音楽を聴くことに関心があまり向かなかった時期。今になって、ちょっと気になってきた。
このアルバムが出て20年経った今年聴いてみたが、なかなか気持ちが良い。SALTと同じく、管やピアノが入らない構成。早川のベースがキツくて、気持ち良い点はSALTと同じ。ただただ、ビートに浸るだけ。演奏がどーとか、こーとか、ってどうでもいいなあ。一言でいうと、スタイリッシュで格好がいいのだ。
- アーティスト: 早川岳晴,BOB DYLAN,鈴木裕文,石井洋次,橋本ジュン,藤井信雄
- 出版社/メーカー: オーマガトキ
- 発売日: 1996/08/21
- メディア: CD
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
--------------------------------------------------------------------------------
早川岳晴: Hayakawa(1996, オーマガトキ)
1. Genbu
2. Flying head
3. The sea of pterosaurs
4. One more cup of coffee
5. Tsuchigumo
6. SIixfold spirals
7. Wormhole
8. Masakomasa shuffle
早川岳晴(b,vc,g), 石井洋次,橋本ジュン(g), 藤井信雄(ds), 鈴木裕文(perc)