K’s Jazz Days

K’s Jazz Days

ジャズを中心とした音楽と本の備忘録

広島へ・ものという神

何年振りか、思い出せないが広島へ。2時間ほど話をした。技術者の世界は楽しい。細部に神は宿る。その目に見えない細部の色が、思考により変わる。その色合いの美しさを語る、楽しさ。その思考は抽象的でもあり、ものの物理的な性質により具象化される。その過程の思念が、クラフトからテクノロジーへと昇華させるのだ。だから来歴が異なる技術者同士の邂逅が、ある種の意識の変容を促す。それが面白い。ああ技術者でよかった。

広島は金沢と同じように冷たい大気で驚いたが、日差しは強く、春の匂いに満ちていた。

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少し歩くと、あの場所へ。夢想的軍事国家の行き着いた跡である。例の幼稚園の指導層の幼稚さ、は、夢想的平和主義とともに、リアルな安全保障議論への障害じゃないかなあ、と思う。右とか左とかの議論じゃない。

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 柔らかな日差しの中、そんなことを思った。