日本盤12inchのレコードでは、バーモントの月、として知られるアルバム。先日、10 inchのオリジナル盤を「安レコード」と云える価格で入手。ディスカウントコーナーに入っていたのだ。まあ帰宅してから、昔の日本盤と比べて、さほど印象に違いはないので、なあんだという買い物であったが。それであっても、モノラルカートリッジを10 inchのレコードに下ろすというプロトコルが何だか時代的で楽しい、のであるが。
ふっと聴くと穏やかな感じのアルバム。ゲッツの甘いテナーも加わっている。曲によっては、案外、激しく弾いているが、それもコップの中の小さな嵐、のように感じる。スィングジャズに通じるような、柔らかさ、が心地よい。案外、きびきび弾いているのだけど、録音だろうね。
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Johnny Smith: Jazz At NBC (1953, Royal Roost)
A1. Moonlight In Vermont
A2. Tabu
A3. A Ghost Of A Chance
A4. Where Or When
B1. Tenderly
B2. Jaguar
B3. My Funny Valentine
B4. Vilia
Johnny Smith(g), Stan Getz(ts), Sanford Gold(p), Eddie Safranski (b), Don Lamond(ds)
12inch(日本盤)と重ねてみた。